この部屋を、自分たち仕様にする計画を立てよう。好みは似てると言っても、お互い持ち合う荷物があるわけだし、生活リズムも違う。その上、オシャレで機能的な空間を作ろうだなんて、そりゃあ時間がかかるに決まってる。でも、2人が安らげるお家を目指して、少しずつ実現していこうよ。

大きく分けて3つのスペースがあるこの物件。細長いLDKと寝室の間取りがいいね、という意見が一致。キッチンがお部屋の中心にある事と、収納が多いのもポイントになって。

ゆとりある広さに、華奢な白タイル。木調のシューズボックスの上にはライト。加えて、アーチ型の入り口が出迎える、まさに「人を迎える準備の整った」玄関。お客さんを呼ぶ時の印象も良いでしょう。一番良いのは、自分たちが毎日ここを通れるって事だね。

アーチをくぐるとダイニングキッチン。ちょうど正面のくぼみに冷蔵庫が来ます。中央に大きなダイニングテーブルを置くのも良いけれど、ここは食器棚も兼ねた細長いカウンターを設置して、横並びでご飯を食べるのとかどうだろう。

キッチンは充実の設備。３口ガスコンロにグリル、気の利いたアクセサリーまで付いてる。窓から入る光で、野菜や自分の手が透き通るみたいに照らされたり。

このキッチンはすべてのお部屋に通じていて、家の主のような存在。忙しさを理由に掃除をおろそかにしたら、連鎖でバタバタと他のお部屋も雑多になってしまいそう。ここは特に、2人で協力してキレイを守っていこう。

細長いLDK、奥のリビングは仕事場として使用予定。

家でも仕事したり作業したり、机やパソコンに向かうことが多いから。両サイドにお互いのデスクを設置して、真ん中を背の低い本棚やグリーンで区切るとか、楽しそうだなー。

リビングから見た様子。右側、こんな所に洗濯機置き場が！スマートね。

それで、キッチン横の壁あたり、ダイニングとリビングを背の高い棚で仕切るのはどうだろう。どちらも活動する場ではあるんだけど、その方向性が違うから。光は遮らないようにして、空間だけを分けて。

お隣の寝室。注目すべきは収納です。

どーんと2人分！これだけの容量だから、いっぱいになったら整理整頓をするべき時だと受け止めて、断捨離を。

隣を仕事場にした分、寝室はうんとくつろげるスペースにしよう。ベッドと、サイドテーブルにお気に入りの小物を並べて、温かみのあるライトを置いて。お互いの為に、ここにはパソコンを持ち込まないルールを作る！とかね。

こちらはサニタリー。脱衣所でもあるので、ランドリーボックスと、パジャマやタオルを入れるカゴを用意しようかな。

収納扉が無い事と、洗面台が広いのをうまく活用した収納を。

お風呂は追い炊き機能付き。生活リズムが違う2人暮らしには助かります。

お家の第一印象は、ちょっとレトロかなって思ってたけれど。

階段の模様を見て、あ、好きかもって。次の瞬間にはもう、玄関扉に一目惚れしてて。

中はとっても綺麗だし、機能面の希望は結構クリアしてる。もちょっと、お家賃が安いと尚良いんだけどね。あとは環境作りや暮らし方で工夫していこう。お家の中のすべての場所が、2人のお気に入りになるように。