セラドン焼きというタイの食器がありますけれど、ちょうどそんな色味の壁紙ですね。

そして、張り替えたばかりのパイン材の床。これらとずっと一緒にいるために借りる。

それにしてもビッグワンルームってやつはなぜこんなにロマンを感じるんでしょうね。

なにもない広い空間にポツン、とひとりでいることの快楽。なんだか原初的なのかも。

ほら、ポツン。

ほらほら。

この色合いと床材のマッチング、
ちょっとくせになるな。

何も置かない方が、物件そのものに触れられている気がする、フェティッシュな感覚。

なにしろ２３帖。ちょっと凸凹していることで動きがあるのもいいですよね。

間取り図をどうぞ。

なんだかハキハキした間取り図で、たのもしい。ビッグワンルームを誇るかのような。

でも、ユニットと書かれたサニタリースペースにはどうやって入るんだ？

こまかいことは気にしないで。

いわゆる３点ユニットというやつ。この機能を小さくまとめたので、居室が広くなったんですね。そこはトレードオフさ。

ぼくは好きですね、この感じ。
オフィスとして利用するのも相談可だそうです。そんなイメージも湧きますね、ここ。

４〜５人で洋服のパタンナーみたいなお仕事してるとか、どうでしょう。ミシンを並べてせっせと縫っているとか。いいでしょ。

当番制になっていて、順番にお料理をふるまう、とか。かわいい小さいアトリエ。

お湯を沸かしてコーヒーいれるだけでも、絵になっちゃいますね。このキッチンの周りに集まり、軽いミーティングなんてどうです。

なんてね。

玄関からしてセラドングリーン。
スリッパもカラフルに並べておけばいい。

ふわっと出入りする感覚。

すっかりオフィスのイメージにしちゃいましたが、もちろん暮らしてもいいのです。

例えば、ここにどんっ、とベッド置いてもいい。広いからラフに使っちゃう、みたいな。

パインの床に、靴下とかパジャマとか脱ぎ散らかしてるのもかわいいかもしれない。

なにをしたって平和な色味ですよね。

はあ、落ち着く。ピース。

白い扉の収納のある一角もみておきましょうね。なんだかしっくりくる世界観。

棚も付いていて。そうか、ライティングレールが走っているのも自由な印象なんだな。

こんな風に。灯りの当て方でエリアに役割をもたせていく、そんな仕切りもあるよね。

ふう、堪能しましたね。

目にもやさしかった。

外は、雨上がり。千駄木の曇り空。