いろいろな物件があって、いろいろな良さがあって、いつも楽しませてくれるんですが、曲線が自然にあるだけで、いいんだなあって思いました。シンプルにそれだけでいい。

素敵な間取り図。ため息。ここにこれを置こう、って壁際にぴたりと配置することばかり考えてしまうんですが、曲線は曲線としていつもあるんですよね。贅沢な余白を残す。

気持ちの良い室内写真。こんな風に、自然なカーブを描いて暮らしてみたいものです。住まいが弧を描いているだけで、ここまで気分が落ち着くんですね。天井高2.6メートル。

カーテンレールも美しい。なにを掛けてもいいでしょうね。カーテンをゆるやかにラウンドさせながら開け閉めする、行為そのものが美しい。好きな人が住んでいたら尚いい。

床はさらさらと気持ちの良いパイン材。曲線の向こうにウッドデッキが見えています。その先にお向かいの庭の緑がちらり。ウッドデッキの木材は張り替えたばかりとのこと。

小窓のあるひかえめなキッチンに丸いライトがひとつ、このタイル。曲線的な感性が行き届いていて、じっと見てしまう。じつはこの物件、女性の設計士さんが手がけたそう。

円形の鏡の向こうの窓から光が。水回りもかわいいですね。25平米と広くはないお部屋ですが、小田急線の経堂駅から歩けて、このたたずまい、この息使い、このキュートさ。

ここにも曲線が。シンプルにそれだけでいいですね。さて、なにかを感じた方、その直感にしたがって行動してください。今空いているのは、このお部屋だけだそうですよ。