【連載】君はリビセンともう出会ったか?!
突抜けてかっこいいこの窓。
手間暇かけて作られたであろうおしゃれなテーブル。
そうここはカフェ。
カレーがとっても美味しいカフェ。
お手製のドリンクも美味しいカフェ。
スタッフの笑顔もお客さんの笑顔も眩しいカフェ。
しかしここは、ただのカフェではなく、
日本で最先端の一つを実現していると言ってもいい場所なのです。
====
東京でもここまでおしゃれでかっこ良くつくられたカフェには
そうそう出会えないと思いますが、
この場所は新宿から電車で2時間程行った長野県の山中「上諏訪」。
温泉街でもある諏訪湖の湖畔と言う方が
馴染みが深い世代も多いのではないかと思います。
そんな上諏訪駅から徒歩10分ほど歩いた旧街道沿いに
通称リビセン、 正式名称リビルディングセンタージャパンはあります。
<http://rebuildingcenter.jp/>
地域活性やまちづくりに関して詳しい人の中には
「リビルディングセンター」という名称を
聞いた事がある人もいるかもしれません。
リビルディングセンターは
アメリカオレゴン州ポートランドではじまった
建材をリサイクルする事業を主に行うNPO団体です。
この団体の活動、ポリシーに感銘を受けたある夫婦が中心となり
日本でも!と立上げたのが
このリビルディングセンタージャパンなのです。
そう、このカフェは
建材を中心としたリサイクルショップに併設されたカフェなのです。
なので、窓から見える景色がリサイクルしている現場!
いいですねー!
この物件のかっこよさ、おしゃれさの秘密は
リビルディングセンタージャパンの オーナー夫妻であり、
空間デザインユニット「medicala」でもある東野夫妻、
東野唯史(アズノタダフミ)さん、華南子(カナコ)さんにあります。
<http://medicala-design.com/>
空間デザインユニット「medicala」は過去に
東京でも有数のゲストハウスである
Nui. HOSTEL & BAR LOUNGEや
下諏訪の人気ゲストハウスのマスヤゲストハウス、
大分竹田の人気イタリアンレストランOsteria e Bar RecaD等
有名店のデザイン、施工などを多くの仲間とともに手がけて来た
知る人ぞ知る人気の空間デザインユニットなのです!
そんな彼らが新しく挑む、建材のリサイクル事業!
この事業の凄いところは、解体現場などから
レスキュー(彼らは「回収」と呼ばずこう呼ぶ。)されて来た
建材や建具を、大切で、そしてとても良い価値のある資源と捉え、
適正だと思える価格で次世代に引き継いでいくというもの。
確かに、
ともすると解体現場で躊躇も無く壊されていく建物を見ていると、
壊されて捨てられるから価値がないものだと思い込みがちですよね。
でも、そんな事は全くないんです。
目を凝らしてみると見えて来る
まだまだ使える木材や建具、味のある金具、ガラス…。
使えるならば使いたい。
ただどうやったら上手く使えるかわからない…。
そんな感じで現状はやはり
これらの古材に価値が無いとでもいうような 建物の取壊し、
廃棄方法が圧倒的多数で、次世代に引き継ぐ思考やアクションが
社会全体に大きく欠けています。
もったいない!と思いますよね。
そこで夫妻は
このリビルディングセンタージャパンの事業計画を携え、
本家リビルディングセンターに対し
日本での事業展開を願い出たそうです。
すると熱意は通じ、快く正式に認可を受けることができ、
新たにスタッフを雇い入れ、
クラウドファンディングを行いました。
結果447名のパトロンからの賛同を得、
集まった事業資金は
当初の目標である300万円を大きく越える543万4千9百円!!
(上の画像のみcampfire様のスクリーンショットを引用させていただいております。)
<https://camp-fire.jp/projects/view/9801>
しかも、このビルの内外装をここまで作り上げる為に
ボランティアで集まった人は延べ人数で460人!
ボランティアの皆さんは自費で
南は鹿児島、北は北海道から集合し、彼らを手伝い
この施設を作り上げるために協力をしてくれたそうです。
手伝いに来てくれたサポーターの皆と働き、
写真を撮って、ご飯を食べて!な日々。
良い思い出でしょうね!
決して楽な作業ばかりではないだろうに、
集合写真でのこの皆さんの楽しそうな笑顔!
これだけのお金と人と笑顔(それと思い)が集まる活動は、
もはやちょっとしたムーブメントであり、
価値観のバージョンアップを図っていない人にとっては、
ちょっとした事件レベルの驚きだと思います。
ただ、
これは今迄あまり見えていなかっただけで、
若い人の気持ち、考え方の大きな流れが集まることで
少し表面に現れた
一つの例と言えるのではないかと考えています。
私はこのムーブメントの
根底に流れている流れを少しでも解きほどき、
分りやすい言葉にしてみたいと考え、
まずはリビルディングセンタージャパンへ
サポーターとして手伝いに行ったという何人かの人に、
諏訪の現場と東京で話を聞いてみました。
彼らは一体何を求めてサポーターとして
リビセンのリノベーションにボランティア参加したのか。
一番多く出て来た言葉は
「東野夫妻の生き方がかっこいいから」というもの。
そして他には
「今迄snsで見ていて楽しそうだったから」
「実際来てみて楽しかった!」
「ずっと参加したいと思っていた。夏休みを使って来れて良かった!」
「こんな素敵な施設を作る作業に参加できて嬉しい!」という
ポジティブなモノばかり。
しかし、
具体的にこの流れを読み解くには
少し物足りないものだったのも事実。
つまりそれだけ、彼らからすれば、
こういった活動は至極当たり前のもので、
憧れたその場所に、その人達が居る場所に参加するという
自分達の行動に特別さを感じていないという事なのでしょう。
そこで、やはり求心力の中心になっている東野夫妻に
直接深く切り込んで聞いてみるコトにしました!
それら二つを合わせて考え、少し見えて来た事を
お伝えできればと考えているのですが…
誌面の都合で前後半の連載構成になってしまいます。
ということで後半はまた後日に…
しかし、それまで待てない!という人には…!
なんと今週末!日曜日12月11日朝8:25〜8:57にNHK総合で放送されている
「サキどり↑」という番組でリビルディングセンタージャパンが
がっつりと特集されるということです!( 再放送は毎週水曜15:10〜)
こちらでもリビセンの全貌が少しでも分るかもしれませんので、
興味のある方は是非お見逃し無く!
「サキどり↑」
<http://www4.nhk.or.jp/sakidori/x/2016-12-11/21/7125/2284268/>
もちろん、この連載後半でも
テレビでは分らないであろう部分にまで
ガッツリ踏み込むはずなので、
後半記事もお楽しみになさってください!
================
物件ファンは、
不動産を柔軟に捉え、新しい可能性にチャレンジしたいたり
実現していたりする活動に関しても
どんどん着目して行こうと考えております!
もし取り上げて欲しい活動や団体、企業等ございましたら
ぜひお知らせください!
検討して取材させていただくかもしれません。
宜しくお願いします!
手間暇かけて作られたであろうおしゃれなテーブル。
そうここはカフェ。
カレーがとっても美味しいカフェ。
お手製のドリンクも美味しいカフェ。
スタッフの笑顔もお客さんの笑顔も眩しいカフェ。
しかしここは、ただのカフェではなく、
日本で最先端の一つを実現していると言ってもいい場所なのです。
====
東京でもここまでおしゃれでかっこ良くつくられたカフェには
そうそう出会えないと思いますが、
この場所は新宿から電車で2時間程行った長野県の山中「上諏訪」。
温泉街でもある諏訪湖の湖畔と言う方が
馴染みが深い世代も多いのではないかと思います。
そんな上諏訪駅から徒歩10分ほど歩いた旧街道沿いに
通称リビセン、 正式名称リビルディングセンタージャパンはあります。
<http://rebuildingcenter.jp/>
地域活性やまちづくりに関して詳しい人の中には
「リビルディングセンター」という名称を
聞いた事がある人もいるかもしれません。
リビルディングセンターは
アメリカオレゴン州ポートランドではじまった
建材をリサイクルする事業を主に行うNPO団体です。
この団体の活動、ポリシーに感銘を受けたある夫婦が中心となり
日本でも!と立上げたのが
このリビルディングセンタージャパンなのです。
そう、このカフェは
建材を中心としたリサイクルショップに併設されたカフェなのです。
なので、窓から見える景色がリサイクルしている現場!
いいですねー!
この物件のかっこよさ、おしゃれさの秘密は
リビルディングセンタージャパンの オーナー夫妻であり、
空間デザインユニット「medicala」でもある東野夫妻、
東野唯史(アズノタダフミ)さん、華南子(カナコ)さんにあります。
<http://medicala-design.com/>
空間デザインユニット「medicala」は過去に
東京でも有数のゲストハウスである
Nui. HOSTEL & BAR LOUNGEや
下諏訪の人気ゲストハウスのマスヤゲストハウス、
大分竹田の人気イタリアンレストランOsteria e Bar RecaD等
有名店のデザイン、施工などを多くの仲間とともに手がけて来た
知る人ぞ知る人気の空間デザインユニットなのです!
そんな彼らが新しく挑む、建材のリサイクル事業!
この事業の凄いところは、解体現場などから
レスキュー(彼らは「回収」と呼ばずこう呼ぶ。)されて来た
建材や建具を、大切で、そしてとても良い価値のある資源と捉え、
適正だと思える価格で次世代に引き継いでいくというもの。
確かに、
ともすると解体現場で躊躇も無く壊されていく建物を見ていると、
壊されて捨てられるから価値がないものだと思い込みがちですよね。
でも、そんな事は全くないんです。
目を凝らしてみると見えて来る
まだまだ使える木材や建具、味のある金具、ガラス…。
使えるならば使いたい。
ただどうやったら上手く使えるかわからない…。
そんな感じで現状はやはり
これらの古材に価値が無いとでもいうような 建物の取壊し、
廃棄方法が圧倒的多数で、次世代に引き継ぐ思考やアクションが
社会全体に大きく欠けています。
もったいない!と思いますよね。
そこで夫妻は
このリビルディングセンタージャパンの事業計画を携え、
本家リビルディングセンターに対し
日本での事業展開を願い出たそうです。
すると熱意は通じ、快く正式に認可を受けることができ、
新たにスタッフを雇い入れ、
クラウドファンディングを行いました。
結果447名のパトロンからの賛同を得、
集まった事業資金は
当初の目標である300万円を大きく越える543万4千9百円!!
(上の画像のみcampfire様のスクリーンショットを引用させていただいております。)
<https://camp-fire.jp/projects/view/9801>
しかも、このビルの内外装をここまで作り上げる為に
ボランティアで集まった人は延べ人数で460人!
ボランティアの皆さんは自費で
南は鹿児島、北は北海道から集合し、彼らを手伝い
この施設を作り上げるために協力をしてくれたそうです。
手伝いに来てくれたサポーターの皆と働き、
写真を撮って、ご飯を食べて!な日々。
良い思い出でしょうね!
決して楽な作業ばかりではないだろうに、
集合写真でのこの皆さんの楽しそうな笑顔!
これだけのお金と人と笑顔(それと思い)が集まる活動は、
もはやちょっとしたムーブメントであり、
価値観のバージョンアップを図っていない人にとっては、
ちょっとした事件レベルの驚きだと思います。
ただ、
これは今迄あまり見えていなかっただけで、
若い人の気持ち、考え方の大きな流れが集まることで
少し表面に現れた
一つの例と言えるのではないかと考えています。
私はこのムーブメントの
根底に流れている流れを少しでも解きほどき、
分りやすい言葉にしてみたいと考え、
まずはリビルディングセンタージャパンへ
サポーターとして手伝いに行ったという何人かの人に、
諏訪の現場と東京で話を聞いてみました。
彼らは一体何を求めてサポーターとして
リビセンのリノベーションにボランティア参加したのか。
一番多く出て来た言葉は
「東野夫妻の生き方がかっこいいから」というもの。
そして他には
「今迄snsで見ていて楽しそうだったから」
「実際来てみて楽しかった!」
「ずっと参加したいと思っていた。夏休みを使って来れて良かった!」
「こんな素敵な施設を作る作業に参加できて嬉しい!」という
ポジティブなモノばかり。
しかし、
具体的にこの流れを読み解くには
少し物足りないものだったのも事実。
つまりそれだけ、彼らからすれば、
こういった活動は至極当たり前のもので、
憧れたその場所に、その人達が居る場所に参加するという
自分達の行動に特別さを感じていないという事なのでしょう。
そこで、やはり求心力の中心になっている東野夫妻に
直接深く切り込んで聞いてみるコトにしました!
それら二つを合わせて考え、少し見えて来た事を
お伝えできればと考えているのですが…
誌面の都合で前後半の連載構成になってしまいます。
ということで後半はまた後日に…
しかし、それまで待てない!という人には…!
なんと今週末!日曜日12月11日朝8:25〜8:57にNHK総合で放送されている
「サキどり↑」という番組でリビルディングセンタージャパンが
がっつりと特集されるということです!( 再放送は毎週水曜15:10〜)
こちらでもリビセンの全貌が少しでも分るかもしれませんので、
興味のある方は是非お見逃し無く!
「サキどり↑」
<http://www4.nhk.or.jp/sakidori/x/2016-12-11/21/7125/2284268/>
もちろん、この連載後半でも
テレビでは分らないであろう部分にまで
ガッツリ踏み込むはずなので、
後半記事もお楽しみになさってください!
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物件ファンは、
不動産を柔軟に捉え、新しい可能性にチャレンジしたいたり
実現していたりする活動に関しても
どんどん着目して行こうと考えております!
もし取り上げて欲しい活動や団体、企業等ございましたら
ぜひお知らせください!
検討して取材させていただくかもしれません。
宜しくお願いします!
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