スッと縦に伸びる 18.8帖のワンルーム。 プレーンな形状のお部屋は 住む人に自由と選択肢をくれます。

三面採光なので 居室にも水回りにも 大きな窓があるのが特徴。 事務所利用もOKですよ。

こちらのお部屋があるのは 京王井の頭線 永福町駅から徒歩5分。 閑静な住宅街の中では 建物に張り巡らされた外階段が ひときわ目を引くことでしょう。

この階段を登って 後ろを振り返るとこの景色。 杉並の住宅街は 少し陽が西に傾く 夕方の時間帯がよく似合います。

室内に収納はないのですが もとよりこの広さ。 暮らしにぴったり合った家具を 配置していくのを楽しんで。 それに、コンクリート壁には ピーコン穴があいているので フックや棚を設置することもできますよ。

私のお気に入りはこちらのキッチン。 配管以外、脚や収納などは とことん削ぎ落として 部屋にぷかりと浮かんでいるみたい。 正面には大きなすりガラス。 人目を気にせずに済むし 時間の経過で窓の色が変わるような ドラマチックな雰囲気も素敵。

そしてこの引き戸の向こうが サニタリーエリアです。

じゃーん！ 何とも大胆なバスルーム。 街と繋がっているかような 驚くほどの開放感です。 もちろんブラインドも付いているので ご安心を。 でも、たまには、いや、一度ぐらいは 浴槽にとっぷり浸かっている間だけでも 窓を全開にしてみたい気もします。

ベランダへもそのまま出られるので 夏の夜に 暑いお風呂から出て バスローブを羽織って 外気浴なんていうのも憧れる。 トイレや洗面台も同空間に。 スペースに余裕があるので パーテーション代わりに 棚とかを置いてもいいかもしれません。

居室とサニタリー、 両面の窓を開け放てば お部屋の中を ふわっと風が吹き抜けるんだろうな。 のどかな永福町に浮かぶように のびのび心地よく 生活できる気がします。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk