高い高い天井と そこに合わせて誂えられた 上下に並ぶ2枚の窓。 その窓に切り取られた 時間の経過や 季節の移ろいで変わる景色は その瞬間だけに見ることができる アートのようです。

角地に建てられた ちょっぴり変わった外観のマンション。 愛知県岡崎市、岡崎駅から徒歩4分と 便利な立地です。

これまた変わった形。 ワンルームの表記ですが 玄関側と窓側で 視界が遮られるので 1DKのようにも使えそう。

こちらの玄関に入って 右手に居室、 左手にサニタリーと 振り分けられています。

頼もしいサイズのシューズボックスは パーテーションの役割も 果たしてくれているみたい。

一歩室内に入るとこの景色。 ほら、奥の居室スペースは ほとんど見えないんです。

ぽこっと飛び出した ベンチみたいなスペースが かわいらしい。 ここでひと休みしていいのかな。 それとも観葉植物の特等席？

居室へと向かう動線の途中に キッチンがありますよ。 ニュアンスのあるグレーが インテリアのように 部屋になじんでいます。

3くちコンロで収納もたっぷり。

背面のスペースも余裕があるので キッチン家電もたくさん置けるし コーヒーテーブルを置いて ダイニングスペースとしても 活用できそうです。

その先にあるのが お待ちかねのメインスペース。 無垢床にたっぷりの光が差し込む 気持ちのいい空間。

大きな窓が主役、 あとは極力シンプルに。 洗練された雰囲気は まるでアートギャラリーのよう。

何か大きな家具を置きたくなります。 ダイニングテーブルだとか ベッドだとか。 一面にコレクションを並べられる 棚とかもいいかもしれません。 ちょっと大胆なインテリアが このお部屋にはよく似合いそう。

窓際のカウンターには 何か飾るのもいいけど 朝食やコーヒーを楽しめるように このまま空けておこうかな。

さて、反対サイドの水回りですが こちらも素敵ですよ。 つるんとした ミニマルなデザインの洗面台は なんだか愛おしいフォルム。

トイレも同スペースに。 さりげないカウンターの存在が心強い。

バスルームは 床と壁が濃淡をつけたグレー。

スクエアの浴槽の組み合わせで スタイリッシュな仕上がりです。

お部屋中、どこを切り取っても アーティスティックな一面を 持っているわけですが やっぱりこの窓の前で 長い時間を過ごすだろうな。 景色を眺めながら コーヒーを飲んだり しとしと降る雨を 空から地面まで 追いかけてみたり。 心をゆるりと溶かしてくれるような いい時間を過ごせる気がするのです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk