「海外のアパートメント」と聞くと
どんな部屋を想像しますか？
私が思い浮かべるそれは、
まずなんといっても開放的なリビング。
あたたかみのある木の床に、真っ白な壁、

建具も真っ白に塗られていて、
扉がルーバーになっていたりしたら最高。

キッチンはひろびろしたL字型で、
お風呂はもちろん猫脚。

そんな、私的「理想のアパートメント」を
曙橋で見つけてしまったのです。
1979年築の建物ですが、
外壁も修繕されていて海外リゾート風。

お部屋は最上階の5階に1戸だけある
四方を窓に囲われた2LDK…って
この時点ですでに特別感がありますね。

玄関扉の色はやさしいペールブルー。
スペースはコンパクトですが、
真っ白なルーバー扉の
シューズクローゼットに
いきなり心を鷲掴みにされます。

廊下を進んだ先に広がるのは、
67.7㎡ある居室の半分を占めるLDK。
白い木枠の室内扉とルーバー扉の収納が
海外感を醸す重要な要素だと
あらためて思います。

しかも収納はかわいいだけでなく
頼もしすぎる大容量。

窓の近く、写真の陽だまりの場所に
大きなダイニングテーブルを置けば、
どんなデザインのものでも
絵になるに違いない。

キッチンは冒頭でご覧いただいた
木製キャビネットがおしゃれなL字型。
ゆとりある作業スペースや収納に加え、
コンロも4くちあるのでは？
空間にも余裕があり、

背後にはバルコニー、
横にはサブ玄関まで備わっています。

キッチンからLDKを眺めるとこんな感じ。
奥のスペースはまるっと
リビングとして使いましょうか。
どっかりとソファを置いて、
その周囲にお気に入りのオットマンや
ラウンジチェアを並べて…
ああ、妄想が捗ってしまう！

LDKのほかには洋室が2部屋ありまして、
ひとつはカントリー調の板張りの壁。
ほんのりレトロな感じがたまりません。

もうひとつのお部屋は二面採光で、

たっぷりの収納付き。
ここでもルーバー扉がいい仕事をしています。

そして、すでにお気づきかもしれませんが、
この物件、すべての部屋から
バルコニーへ出られるんです。
南側のバルコニーからはこの眺望！
新宿の空ってこんなに広かったんですね。

水まわりにも妥協がなく、
ブルーグレーのアクセントクロスに
シンプルな洗面ボウル、
黒縁のミラーとラックが
お似合いの洗面台、

さらには猫脚バスタブのお風呂。
やばい、床と壁一面のタイルも
コロンとしたバスタブも、
正方形の小窓もぜんぶ好きだ。

トイレだって下部に
モールディング風の造作やタイルがある
とことん凝ったデザインなんです。

新宿の真ん中で、この素敵なお部屋を
比較的リーズナブルに借りられるなんて。
夢か幻かと思ったら条件がありまして、
2年間の期建物賃貸借契約の物件でした。
それでもかまわないから
特別な2年間を選ぶという方、
いらっしゃるのではないでしょうか。