ふわっと広がる 大きなワンルーム。 天井も梁も、 そして一部の壁まで コンクリートむき出しで 大きな倉庫のよう。

なんと18帖もあるんです。 だけど広いだけではなく L字になっていることで ゾーニングもしやすいお部屋。

ホワイト基調の壁・床に ブラックの建具で きゅっと引き締まった印象の玄関。

備え付けられたシューズラックは 骨組みだけの とことんシンプルなデザインです。

そして扉を開けると 向こうに大空間。 ワクワクが高まります。

手前をダイニング、 奥をリビングにして 左奥にベッドを置こうかな？

いやいや、せっかくだから もうちょっと大胆に。 大きなスクリーンを設置して 半分くらいは シアタールームにしたりとか。 壁に鏡を貼り付けて ジムみたいにしちゃうのも 楽しいかも。

天井にカーテンレールがついているので お部屋の一角を仕切ることもできます。 ベッドルームとして使うにも ふたり暮らしで プライベート空間を作るにも ありがたい存在。

お部屋には 大きな掃き出し窓が2か所。 ラフな倉庫っぽさの中に お部屋として必要な明るさや 開放感をもたらしてくれます。

1階のお部屋ですが お外の塀が高いので 外部からの目線が気にならないのも 安心できるポイント。

そうそう、このスポットも 好きなんです。 お部屋に入ってすぐの場所、 よく天井で見かける トラバーチン模様の壁。

そこにマリンランプが2つ付いて お部屋のアクセントになっています。 建具も素敵なんですよね。 この壁にカウンターテーブルと スツールを並べて カフェみたいにするのも 素敵なんじゃないかな。

ぽっかりと切り取られたような 開口部の向こう側はキッチン。

モノトーンの壁に ステンレスのキッチンの組み合わせは 生活感が抑えられていて 全体の世界観によく馴染んでいます。

据え置きのコンロまで同色。 業務用みたいでクール。

大きい冷蔵庫も置けそうなスペース。 せっかくだから 黒かシルバーか… キッチンに似合うものをチョイスしたいな。

サニタリースペースは玄関側に。

正方形の鏡って 珍しくないですか？ このフォルムを見ていたら お部屋全体のインテリアは ポップな色とユニークなフォルムを ふんだんに取り入れた ミッドセンチュリーテイストも 合うんじゃないかな、と思えてきました。

お風呂もクールなアクセントパネルで お部屋との連続性を感じられます。

ブラックの腰壁、かっこいい！ 細部まで行き渡ったこだわりに あらためてうっとり。

こちらのお部屋は ガラスブロックが目を引く マンションの一室。

1階にありますが まず階段を上がって

やっぱりまた下って たどり着くのです。

ちょっと入り組んだアクセスも 暮らしの楽しみのひとつ。

倉庫みたいに無骨なようで よくよく見ると 素敵なディテールを たくさん見つけられるお部屋。 この大空間を どんな風に彩ろうかな、と考えるだけで 心躍るのです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk