まあるい小下がりの真ん中には かわいらしくも立派な暖炉。 そして窓の外には海が見えるなんて、 まるで日本にいながらにして 海外に来たかのよう。 素敵なこと、この上ない。

さらに庭先には、温泉を引き込んだ 露天風呂があるんですって！ す、すみません、あまりの素晴らしさに 気絶しそうです…。

斜面に建てられているので 2階に玄関があり、階段を下りて リビングへ行くユニークな間取り。 でも、その構造にも愛おしさを感じます。

道路よりも下方にあり、 緑に覆われているので 隠れ家風でもありますね。 この中があんな様になっているとは にわかに想像がつきますまいて。

さあ、下りてきましたよ。 最初の写真では逆光で 気が付かなかったのですが 小さがりの側面と床には 煉瓦タイルが敷き詰められているんですね。 うわー、手が込んでる！

天井の三角屋根とそれを守る梁の トラス構造も素敵すぎる…。

そして窓の外には広いバルコニー。

眼下の緑の斜面も敷地なので 景色を遮るような建物が建つ心配は ないそうです。 青い空と海をひとり占め。 なんて贅沢な！

前オーナーさんの こだわりだったのでしょうか。 優美な曲線の照明や ラグジュアリーな家具も とても素敵です。

庭に出ると、 例の露天風呂がありますよ。

築38年の母屋からは独立している お風呂小屋。 こちらは建てられて20年ほどかつ 使用頻度も多くなかったため まだまだ綺麗な印象です。

なお温泉を使用するには、 別荘管理会社を経由し 別途契約を終結する必要があります。

それにしても、3面のシャッターを 開ければこの開放感！ 夢のような絶景風呂です。

お家に戻りまして、 2階にある居室はどちらも洋室。 そして、その上には ロフトもあるんです。

こちらの写真の左側がロフト。 （右側は1階の和室、こちらもいい！） 三角屋根の天井は高さがたっぷりあり 絵本で見た屋根裏部屋のような空間に ワクワクが抑えられません。

窓からは1階の屋根が見えて、 ヨーロッパを思わせるような 豊かな景色が広がります。

品のいい玄関に、 広いL字型キッチンも頼もしく。

あ、室内にも お風呂がちゃんとあるんです。 ちょっとレトロな風の浴室と 洗面台がなんとも愛らしい。

トイレは1・2階どちらにもあります。 もちろん温水洗浄便座です。

はー、こんなに素敵なお家が 日本にあるものなんですね。 ここに住めば旅行に行かずとも リゾート気分が毎日味わえそう。 でも、お高いんでしょう？ と思いきや 手が出せないこともないお値段…。 あのお風呂が忘れられない方は ぜひぜひお問い合わせを！ （私も見学だけでも行きたいデス…）

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link