いつもの生活を大切に。 好きなものを必要な分だけ。 そんな暮らしを愛する人にぴったりな 福岡のツバメ団地です。

団地そのものの名称は 下大利団地といいます。

福岡県大野城市にある下大利は 周辺の駅から天神までは 急行列車で16分、 博多までは普通列車で20分と Wアクセスが人気のエリア。

団地を見かけるとまず目が行く、 団地番号のフォント。

建物によって違いがあったりするのも 楽しみのひとつ。

「はーい」ってお返事したくなるような まっすぐなメッセージまで なんだか愛おしい。

「ツバメ団地」というのは 「リノベ賃貸のツバメ団地」という ブランドの下でリノベーションされた 団地の一室の名称です。 モチーフにもなっているのは その名の通り、渡り鳥のツバメ。 幸運の象徴なんですって。

2LDKのお部屋は 南北の二面採光。 水回りを含め ほとんどの空間に 自然光が差し込むのが とっても魅力的です。

お部屋の中でひときわ目を引くのが こちらの赤銅色の壁。 アクセントとして 十分な存在感を放ちながらも あたたかみがあり空間によく馴染む 絶妙なカラーです。

木目×ステンレスのキッチンとも 相性ぴったり。 手前に見えているステンレスワゴンは 備え付けだそうですよ。

こんな風に吊り下げるなら キッチンツールにはこだわりたいな。

ステンレスの壁棚には エスプレッソメーカーとか 木製のコーヒーグラインダーとか そんなアイテムが よく似合いそう。

スイッチプレートや

レセップなんかの 細かい小物まで デザインに統一感があって

だからこそこの美しい佇まいが 完成されているのだなぁ、と うっとりしてしまいます。

それにしても お部屋の日当たりのいいこと。 13.6帖のリビングダイニングは 南向きの窓からの光が オーク材の床に差し込む、 なんとも気持ちのよさそうな空間です。

リビングのお隣、 北向きのお部屋だって負けてない。 カーテンのゆらめきで さわやかな風が通り抜けているのが よくわかります。

ダイナミックな収納は 団地の魅力のひとつ。 ホワイトで塗られた おそらく元・押入れさん。 この奥行きの頼りがいと言ったら。

お風呂だってもちろんピカピカ。 お、追い焚きもついている。 ベテランの集合住宅は 場合によって 追い焚きをつけられないこともあるわけで。 個人的に、そこはお部屋の素敵さによって 妥協ポイント…なんてこともあるので これはありがたい。

団地建設当時のレトロな建具を採用した トイレのドアの曇りガラスや、

真っ白な玄関ドアなど、あちこちに ツバメモチーフがあしらわれているのも このお部屋ならではの愛しいポイント。

そうそう、実はツバメ団地には オリジナルグッズもあるんです。 ツバメのイラストがかわいい シャワーサンダルの他にも タンブラーとかキーホルダーとか。 このお部屋に出会えた記念に ツバメモチーフのアイテムを手に入れれば 毎日がよりハッピーかも。

都会まで程よい距離がある 半世紀の歴史を持つ団地。 そこに丁寧なリノベーションが施された 丁度いい広さのお部屋と 幸運を連れてきてくれる相棒。 これが揃ったなら 自分にあった豊かさの 心地よい暮らしが 送れるような気がします。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk