内装をまっさらに
リノベするのもいいけれど、
あえて古さを残しながら
暮らしてきた人たちの
生活やぬくもりを感じられる。
そんなリノベも素敵だなと思うのです。

たとえば、
使い込まれたこんな階段とか

古い建具を活かしたこんな空間とか、
お好きな方も多いのではないでしょうか。
かく言う私もその一人、
とっても落ち着く雰囲気です。

とはいえ、古さだではありません。
町家の風情を残しながら
デザイン性と機能性が考えられた
リノベーションが施されておりますよ。

3LDKの2階建て
奥には小さなお庭も。
お風呂やトイレ、キッチンなど
水回りは新品なのがうれしいですね。

しかも、ネコや小型犬の飼育は相談可、
ペットも一緒の暮らしが実現できてしまいます。

こちらが外観です。
目隠しと明り取りの役割を持つ格子が残る
これぞ、京町家な佇まい。

玄関を入ると
広々とした8帖の土間が。
趣のある大和天井に
床は墨色のモルタル仕上げ。

バイクや自転車が好きなら
道具を並べて整備スペースにしたり、
テーブルとイスを置いて
ご近所さんとお茶を楽しむサロンにしたり、
現代版の土間は使い方が自由。

どんな空間にしようかなと、
考えるだけでワクワクしますね。

土間を抜けると奥に長い
リビングダイニングへとつながります。
足ざわりの良い無垢フロアに、
扉に使われているアンティークな建具や
手仕事のぬくもりが伝わる壁の質感が素敵。

ソファやテレビなどを置いて
くつろぎのスペースにピッタリです。
さらに、こんな仕掛けが

炊事の熱気や煙を逃がす空間で
火事の際に周囲への延焼を防ぐため
火を閉じ込める役割を持つ、
町家ならではの意匠
火袋（ひぶくろ）を再生。
新設したガラス瓦から
やわらかな光が1階へ届きます。

奥へと進んでダイニングへ。
お庭から自然光が入って
明るい雰囲気ですね。
存在感のあるアイランドキッチンは、
なんとダイニングテーブルを
リメイクしているそう。

天板のタイル使いがモダンで
作業スペースが広いのも魅力的。
奥に椅子を置けば
テーブルとしても使えるようで、
無駄のないアイデアに脱帽です。

トイレやお風呂などの水回りへは
ダイニング奥の縁側から。

キッチンと同じモザイクタイルが
施された可愛い洗面台です。

トイレはシンプルな空間ながら、
天井の梁が良い感じ。

浴室もご覧の通り新しく、
快適なバスタイムが楽しめますよ。

2階はホールを挟んで和室が2つ。
ぜひ、お伝えしたいのがホールの天井

梁を仰ぐダイナミックな勾配天井は
開放感がありますね。

西側、6帖の和室には床の間が。
床脇には違い棚もあって
ディスプレイするのが楽しそう。
大きな窓があり採光と風通しもばっちり。

西側の和室は5.5帖で、
押入れがあるので使い勝手がよさそう。
隣のスペースに棚を置いたり
バーを付ければクローゼットとしても。
窓から自然光が入る明るいお部屋なので
寝室にいかがでしょう。

場所は、
JR丹波口駅から歩いて約5分。
静かな住宅街の一画にあります。
京都駅までは5分ほどなので通勤にも便利ですし、
周辺には24時間営業のスーパーなどがあり
生活しやすいエリアです。

「古い」と「新しい」が溶け合う
リノベ町家ならではの奥深い魅力を
どうぞ味わってください。