コンパクトな玄関に 足を踏み入れると 小上がりみたいに仕上げられた ダイニングスペースが広がります。 右手に見えるのは スケスケのサニタリーエリア。 これだけで既に 個性あふれたお部屋であることが 伝わってくるものです。

変形の1DKですが 各スペースに しっかりと広さがあるので 家具の配置は問題なくできそう。

ソリッドな建物の周りには まめにお世話がされているであろう プランターのカラフルな植物。 丁寧に管理されているのだろうな、と 想像ができるのもうれしい。

玄関こそ小さいですが スペースは最大限有効活用。 高さのあるシューズラックは 頼もしい存在です。

木目のシンプルなキッチンと 室内窓、というのは 個人的に憧れの組み合わせ。

スタイリッシュなキッチンを 控えめなスポットライトが ふわりと照らす様子も素敵だな。

お部屋の向こう側を見てみると あらあら、なんとまぁ大きな窓。

1段さがったグレーの床のスペースは こんなにも開放的なんです。 特に左側のFIX窓なんかは 街の景色を切り取る額縁のよう。 窓辺で寝そべれば 街に浮かんだような気分に なれちゃう気がします。 ハンモックや リクライニングチェアを置くのもいいな。

お部屋の奥には さりげなくハンガーパイプ。 オープンクローゼットとして 重宝しそう。

そしてこちらがお待ちかね、 スケスケのサニタリースペースです。

お風呂に入りながら 外の景色を眺めることもできますよ。 よく観察すると ペーパーホルダー兼ウォシュレットリモコンが スタンドタイプでおしゃれだったり 壁付けの姿見があったりと 見どころの多いエリア。

もちろん、スケスケが気になる方は カーテンで仕切ることも可能。 浴室乾燥機もついていて シンプルな雰囲気の中に 意外なほど「欲しい」が 詰め込まれています。 キッチンの横の室内窓は ここにつながっていたのですね。

ここの段差に腰かけて 木々のざわめきとか 空の色の変化とかを ずーっと眺めていられそう。

光も風も たっぷりと取り込めるお部屋で 文字通り、浮かれたライフも いいんじゃないかと思います。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk