優美なデザインの木枠に
模様入りガラスがはめ込まれた扉。
海外のホテルやアンティークハウスの
ような佇まいですが、
じつは賃貸マンションの一室です。

間取り図を見るかぎりでは
ごく一般的な1LDKのお部屋。
マンションの外観も普通なのですが、
建物に足を踏み入れた瞬間から
何もかもが規格外！

まず、共用部のロビーがすごい。
これは神殿の、柱……？
ドーリア式ってやつですか？
なんて度肝を抜かれた矢先、

エレベータのレトロな階数標示板に興奮。

3階に上がってお部屋に入ると、
この玄関ホールが現れます。
ツヤツヤの石調タイルの床、
モールディング天井、
クラシックな腰壁におののきつつ、
存在感のありすぎる
先ほどの扉を開けて、居室へ……

玄関部分の世界観そのまんまの
LDKには、造作の赤いベンチソファが。

壁いっぱいのテレビボードも造作です。

お気に入りの場所は、やっぱりここ。
お互いを引き立てるように調和する
レトロなソファと窓ガラスの美しい模様、
余白を感じさせる窓際。
ここに座って映画を見たり、
寝そべって読書をしたり。

反対側には、キッチンがあります。
1990年築のマンションですが、
ステンレスキッチンのおかげで
ぐっとモダンな印象に。
石調タイルの床も一周回ってかっこいい。
最近、新しいモデルルームを見に行くと
石やタイルのリビングのお家が多くて、
それがまたおしゃれなんですよ。
おかげで無垢フローリング原理主義から
石orタイルもアリ派に転向した私です。

お隣の寝室ももちろんすばらしく、
ご覧ください、窓ガラスの装飾と、
随所に施されたモールディングの数々。
なんならベッドルームだけでも
ここに住みたいくらいの素敵さ。

水まわりは新しくしたのですかね、
シンプルで清潔感のある
デザインで統一されています。

トイレもこのとおり。

そしてね、写真がないのが
本当に残念なのですが、
お風呂は猫脚バスタブなんです……！

見てほしいポイントを挙げれば
キリがないけれど、なにはともあれ
お部屋の主役はこの扉。
ここから出かけたり、帰ってきたり、
お友だちを招いたり。
そのすべてが楽しみになる生活、
ちょっと素敵だと思いませんか？