陶芸教室に八百屋さん、古書店。
ノスタルジックな風情のある町を
見守り続けて60年。
屈強な外観につやつや輝く青い釉薬瓦。
茶色のタイルは馬目地に貼られています。

レトロかわいいモチーフに、
胸がキュッとなるのは私だけでしょうか。

しかし、内装にさほど古さを
感じさせないのは
良質な材をふんだんに使い、
手をかけて建てられているから。

日々ゆっくり紡がれてゆく
暮らしの中で、ごく当たり前に
大切にされてきた家であろうことが
想像できます。

およそ208㎡の大空間。
しかも2階から出入りできる
"離れ棟"まで付いているユニークなつくり。
今回は、この間取りを、建物を生かして
店やオフィス、シェアスペースなどに
活用してみては？　というお誘い。

さてどうしましょう。
部屋を全部つなげて大空間にするのも
ひとつのアイデアかなと思います。

いかにも古民家を改築したカフェが
大変好きなんですけれども
こんな昭和中期に建てられた
高度経済成長の香りがする家を
改装したカフェもきっと魅力的。

特徴のある外観ですから
人が集まる場所がいいのかなと
考えたりします。

窓際に古道具屋で探し出した
レトロ調のテーブルセットを並べたり。
一部を畳スペースにしてもいいなあ。

飲食店をやるなら、台所は
交換したほうがよさそうですね。
そうそう、重飲食の場合は
要相談とのことですよ。

台所からお庭に出られるみたい。
昭和と言えば、こんな型板ガラスですね。
こうしたディテールは残したいところ…。

2階は住まいにしてもいいでしょう。
共同のアトリエとして使うというのも
楽しいかも知れません。

なぜなら…ほら、ここ、ここ！
2階のベランダから
この通路を渡りまして

離れ棟へと繋がります。
ここもアトリエにしていいでしょうし、

または画材など保管する
倉庫的な使い方も便利だなと思います。

いずれにせよ広いので
いかようにも…というところです。

アクセスの良さも魅力です。
丸太町御前通から北へ400m。
JR円町駅からは歩いて11分。
街なかから少し離れたエリアに建つ
象徴的なおうちを
素敵に活用してくれる方に
どうか、出会えますよう。