あっ、これはすごく良いおうち！
そんな気配がダダ漏れでしょう？

白い鎧張りの壁、窓辺の柵、
赤いポスト、レトロなシェードランプ、
寄り沿うちょうどいいサイズの木。
たまらない！

そして何より、みんな大好き、平屋！
うん、離れてみても、良き。
ちょっぴりアメリカンハウスの
様相を呈してる。
青空に白い壁が映えて、嬉しくなっちゃう。
光合成でもするかのように
窓からグングン光を採り込むであろう、
健やかな佇まい。

はやる気持ちを抑えながら、お邪魔しますよ。

入るとほんのり漂う和の空気。
なんというか、良い意味でのギャップ。
カクカクと切り取られた窓がおしゃれ。
土間から陽だまりの縁側に直結とは、
なんという幸せ空間！
塗り直されたであろう壁と天井は
白×ダークグレーでパキッと清潔感。

和室が二間続き、
奥には台所が見える。
どこか懐かしくてホッとする。
あっちでゴロゴロ、こっちでゴロゴロ、
畳の醍醐味。

見上げると船底天井。

収納の上部にある、何でしょうこれは。
欄間のような磨りガラス。
なくても困らないけれど、
目に入ると何だか嬉しくなる小さな意匠。

台所は、幸せのたまご色。
ちょうどいいサイズ感と、
気持ちが前向きになれる明るさ。
朝も夕も、ここでトントンと
野菜を切って、お湯を沸かす。
何気ない日常の尊さを噛み締めたりして。
だし巻き卵をうまく作れるようになりたい。

嬉しいのは、四面ぐるり、
どの窓からも明るい光が入ってくること。

そして、窓ガラスがかわいいこと。
日がな一日、モールガラス越しの
ゆらめく光を眺めて日が暮れる。

あ、郵便屋さんが来た。と
窓の外の人影を感じながら、
いつまでも畳の上でじっとしてたり、
コロコロしてたり。
そんな日があってもいい。
いい加減暗くなってきて
パチリ、と灯りをつける。
橙色に染まる部屋は、温かみに満ちる。

そんな自由奔放な一日も
許されてしまう気がするのは
ここが三浦半島なのも
大きいかもしれない。
海が近いせいか、
どこかスコンと突き抜けた空気がある。
一面の青々とした畑、その先には海。
ちょっと歩けば穏やかな磯があり、
雄大な夕焼けも見られる。
天気が良ければ富士山だって。
釣りが趣味になって、
カヤックに乗れるようになったら最高だな。

癒しと楽しみしかない。
内にも、外にも！
そこそこ小綺麗で、こなれ感もある。

手を加えやすそうな雰囲気もあって
ちょっとここDIYしてみようか、みたいな
ハードルの低さを感じる。

隣接する土地も敷地だそうで、
なかなかの広さ。
余裕があれば、もう一戸素敵な建物を
建ててみたいものだ…！
小さな小屋に、畑、なんてのも夢がある。
いっそ一面畑にする、というのも
それはそれでワクワクする。

自給自足できるようになったら
買い物に行くことも減るかもな…。
アメリカンハウスチックな平屋、

暮らすには色々ちょうど良くて、
穏やかな癒しの日々が目に浮かぶ。
楽しい暮らしの妄想は尽きない。
あ〜いいな、いいな…
広がる夢は無限大。