いや〜やっぱり素敵です、 『秀和レジデンス』！

秀和レジデンスは、 1964年の東京五輪の頃に作られ始めた マンションシリーズ。 建築好きにはお馴染みですね。

南欧風の青い瓦屋根と スタッコ調の白い塗り壁、 黒い鉄製柵という 特徴的なデザインが代名詞で、 当時東京で一斉を風靡しました。

代官山に建つこちらの秀和は、 1972年4月に竣工。 総戸数190戸11階建ての どっしり大きなマンションです。

日中は管理人さんが常駐し、 夜間はオートロックなので安心。

しかもペット可なんですって！

今回募集されている ５階のお部屋は リノベされたてほやほや。

ちょっとユニークな1LDKです。

ユニークさを生み出している ポイントのひとつが、 この長い長押(なげし)。

カーテンレールや間接照明が 仕込まれているんです！

カーテンを吊るして間仕切りに、 はたまた間接照明を吊るしたり、 ハンガーやフックをかけることもできます。

この長押の使い方で 部屋の印象がガラッと変わりそう。 住まい手の腕が鳴りますねえ。

このようにカーテンで ふんわりと境界を引いて、 寝室にしたり。

あえて目隠しせず、 広いワンルームとして 使うこともできます。

部屋全体が やわらかで落ち着いた 印象になっているのは、 壁の風合いの効果かもしれません。

天井と壁はライトグレーの 壁紙が貼られています。 真っ白な壁と比べて、 灯りや影を柔らげてくれます。

よく見ると、 表面にざらりとした もみ殻を使用した マットな質感なのだそう。

自然素材との相性も良いので 木製家具やかごバスケット、 草花のインテリアなども 似合いそうですね。

明るい陽を取り込むバルコニーに出ると スタッコ調の白い塗り壁が間近に！ 秀和に住んでることを 改めて実感できそうですね…！ 目の前が駐車場なので 人目が気になることはなさそうです。

足元が開いていることで スッキリ感のあるキッチン。

マットな質感の白色と、 角丸のシンクの組み合わせが 優しい雰囲気を醸し出しています。

こういう半円の ダイニングテーブル、 カフェライクでかわいいなあ。

床はドライベージュ色の 突板フローリング。 やわらかな印象を作り上げています。

玄関近くは 「身だしなみスペース」として 洗面台と衣類の収納棚が 設置されています。

収納がここに まとまっていることで、 お出かけ前の身支度の 動線がスムーズになりますね。

玄関入ってすぐに 洗面台があることで、 帰宅直後に手が洗えて 衛生面も安心。

洗面台とミラーは 奥行きが短いため 圧迫感がなくフラットな印象です。

おかげで玄関入ってすぐ 一直線に部屋が見渡せるので 抜け感が生まれています。

洗面台の下には ここに合わせて製作された ベンチ兼収納があります。

玄関で靴を履き替えるとき、 腰掛けるのにも便利。

シャワーブース・トイレ・ 洗濯機置き場の配置と設備は 今回のリノベーションで 一新されました。

好立地な都心で ミニマルに暮らしたい方や セカンドハウス的に使いたい方には このくらいのコンパクトさが ちょうど良いかもしれません。

周辺は閑静な代官山エリア。 代官山、恵比寿、渋谷駅から 徒歩圏内。 なんてったって秀和レジデンス！ このような環境で ペットと一緒に穏やかに過ごす時間。 うんうん、惹かれますねえ。

徒歩5分の代官山T-SITEまで 気分転換にお散歩して、 帰宅したら出迎えてくれるは 秀和の青い煉瓦。 そんな暮らし、してみたいなあ！

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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