青い空と、ヨットが停泊する海、 そして向こう岸の街並みが 綺麗に真ん中で二分する絶景。

これが眺められるお部屋が 金沢八景のヴィンテージマンションに、 それもメゾネットタイプで スタンバイしているなんて ちょっと夢みたいじゃないですか？

眼下に横浜シーサイドラインが走る どっしりとした外観のマンションです。 最寄り駅までは徒歩6分。 沿線には八景島シーパラダイスや アウトレットモールなどもあり 楽しみが多い立地。

間取り図をご覧いただいて わかるように、メゾネットタイプです。 下階にLDK、上階に洋室の ゆったりとした1LDK。 2階の洋室は 2部屋にも分けられるそうで （別途費用がかかります） 子ども部屋や書斎が欲しい、 という方にもうれしい仕様です。

玄関からの眺めは オーシャンビューと並ぶくらい 好きなポイント。 クラシックな木部と スモーキーに塗装された壁や スタイリッシュなドアが 絶妙なバランスじゃないですか？ 真鍮の台座のブラケットライトも しっくりときます。

廊下左手にある扉の向こうは水回りです。 玄関まわりと統一感のある カラーリングの洗面台は 文句なしのかわいさ。

大容量のオープンラックが 隠れるように配置されているのもいい。 棚の中がちょっぴり ごちゃついたままの日だって そりゃあるわけで そんな状態を目の当たりにして テンションが下がらないための 配慮のようにも思えたりして。

トイレも脱衣所と同じ場所に。 塗装の壁って味があって素敵です。 2階にも同じタイプのトイレがありますよ。

お風呂もピカピカにリノベーション済み。 大きめシャワーヘッドに 浴室乾燥機と、 欲しい機能を備えています。

そしていよいよリビングへ。 そうそう、この景色が見たかった。 すっと伸びるフローリングの向こう、 大きな窓の外に広がるハーバー。

テレビを見るならこの向きだけど 海を見るために 窓に向けてソファを置くのも いいかもしれないな。 季節ごとに色を変える景色を ゆっくり眺める時間は 何よりのご褒美だと思うのです。

お料理が捗りそうな 広々としたシステムキッチン。 海が見えるシンクの前が特等席。 一番好きな家事は お皿洗いになる予感がします。

さて、2階も見てみましょう。 メゾネットの階段って なんでこんなにワクワクするのかな。

15.5帖の洋室はやっぱり広い。 ブルーグレーの壁紙は こっくりとしたフローリングの色に よく映えます。

家具の配置を工夫して このまま寝室兼書斎、としてもいいし

用途が決まっているなら 入居前に2部屋に分けてもらうのも 効率がいいのかも。

ただ、一つだけ。 もしこの窓からの景色が 壁でトリミングされるのなら やっぱり悩んでしまうかなぁ。

だけどその時は ベランダに出た時の開放感が 格別なのかもしれないな。

なんて、 この家を手に入れたわけでもないのに 絶景を前にすると 真剣に考えてしまうんです。

朝起きたら停泊しているヨットに 小さな声で「おはよ」って声をかけて 1日が始まって。

毎日違う青のグラデーションや 雨の日の、少し荒ぶる海。 夜にだけ見られる マンションから漏れる灯りや 橋の上を走る列車の明かり。

そんな景色の一つひとつが 等身大の日々を ドラマチックに演出してくれそうです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk