見渡すかぎりの青い海、
ギリシャの神殿を彷彿とする白い柱、
バルコニーに敷き詰められた
お花がモチーフの青いタイル。

地中海リゾーㇳですか？ と聞きたくなる
光景ですが、安心してください、熱海です。
静岡は熱海の海沿いに、誰もが一度は憧れる
お城のような邸宅があるのです……！

熱海駅から車で10分ほどの
閑静な住宅街に佇む階建ての一軒家。
外観はモダンな平屋に見えますが、
じつはこちらの玄関は2階部分。
傾斜地に建っているからでしょうか、
この下に1階があります。

丸窓と鉄製のレリーフが
ただの家ではないオーラを放っていますね。

重厚な扉を開くと、そこは別世界。
なんですか、この浮世離れした
広い玄関ホールは！
クラシックなデザインの照明、
ぴかぴかに磨かれた立派な木の建具、
家の奥へとつづく絨毯……。

2階にはLDKとサニタリーのほか、
洋室と和室が一部屋ずつ。
絨毯を踏みしめて、
まずはLDKへ向かいます。

きました、いきなりのオーシャンビュー！
ほとんど壁一面の大きな窓から見える
広くて青い海、お城のようなバルコニー、
室内の豪華なインテリアたち……。
アンティーク調のソファは
ロココ様式ってやつですかね？
映画『マリー・アントワネット』で
よく似たのを見た気がする。

10人は座れるであろうソファ席のほか、
その横にある楕円形のダイニングテーブルは
6人掛けだそうですよ。

リビングから外へ出ると、海がこの近さ。

バルコニーには石造りの
テーブルセットまであるので、
天気のいい日はここでごはんを食べたり、
お酒を飲んだり、本を読んだり。
写真を見ているだけで潮の香りがただよい、
波の音が聞こえてくるよう。
なんなら1日中ここで過ごしたい。

バルコニーに敷き詰められたタイル。
しつこいようですが、
ここは地中海ではなく熱海です。

LDKに戻って、ダイニング奥のキッチンへ。
ここだけレンガ調の壁でゾーニング
された空間は、収納やカウンターの
赤ワイン色がアクセントに。
猫脚のスツールがキッチンとリビングとの
つなぎ役を果たしてくれていますね。

たっぷりの収納と作業スペースに、
グリルとオーブンも完備。
丸鶏とか焼いちゃいましょう。

リビングのお隣は10畳の立派な和室。
床の間、掘りごたつ、大容量の収納と
うれしいポイントがたくさん。
地中海リゾートでは和室でゴロゴロ
できないでしょうから、こちらに軍配では？

洋室は寝室仕様。
ベッドヘッドと建具が完全にホテルです。
絨毯はもう少しシンプルなものに
張り替えてもいいかもしれないなあ。

ともあれ、起床即オーシャンビューの
特別な環境は何ものにも代えがたい。

邸宅ですから、サニタリーも充実しています。
2階だけでバスルームが1つ、
洗面台とトイレが2つずつ。
そのうち1つの洗面台の、
しなやかで華麗なフレームの鏡にひとめぼれ。
こんなのふつうのお家で見たことない……！

それではつづいて1階へ下ります。
階段のお城感がすごい。

さっきから下手な比喩ばかりで恐縮ですが、
新宿にあるディスニーストア旗艦店の
お城を模した階段を想起しました。

階段を下りると、ピアノやビリヤード台を
置いてもまだ余裕のある広々したホールが。

床には2階のキッチンと似た柄の
クッションフロアが敷き詰められています。

このお家、床や壁のレトロな柄が
いちいちかわいくて、
この洋室の入り口の雰囲気なんてもう！

1階は洋室が2つに和室、キッチン、
サニタリー、そして邸宅の代名詞である
プールもあります。当然です。

洋室はどちらも同じ間取りなので、
子ども部屋に書斎に客間にと、
状況に応じて使い分けてくださいね。

そして1階にもこれまた
立派で広い和室がございました。
窓の外に見えている外階段から
2階のバルコニーに上がれるほか、

プールへ直接アクセスすることも。

サニタリーには丸モチーフが
随所に散りばめられていて、
洗面所にはまあるい鏡、

お風呂はバスタブが丸型。

そして、極めつけに室内サウナまで。

サウナ、水風呂、外気浴の
整いセットもやりたい放題です。

屋上からも海が一望できるのは
もちろん、BBQや花火も楽しめそう。

さらには緑豊かなお庭までついて、
至れり尽くせりとはまさにこのこと。

もはやヴィンテージの風格すらただよう
こちらの邸宅、住居にしてもいいし、
民泊もOKだそう（宿泊業は要用途変更）。
人生のご褒美に、我こそはという方、
いらっしゃらないでしょうか？