赤褐色のタイルが敷かれた
メゾネットの下階。
コンパクトに作り込まれたキッチン、
その下にはドラム式の洗濯機。

そんな掃除しやすそうなお部屋の隣は
一部がスケスケになった
おしゃれなサニタリースペース。

清潔感のあるトイレと、

通常はシャワーを使いつつ
湯船にもつかれるお風呂。

そして明るさと風通しをくれる窓。
もうこれだけで暮らせるよね？ と気づく。

ただまぁ、これだけだと
かなりコンパクトなので、
もうちょっとだけ
広さがほしい人もいると思います。

その願いを叶えてくれるのが、
上階の寝室スペース。

階段を上がった先には、
程良い広さのこんな空間が！
ご覧のとおり、壁一面が棚！
棚好きさんにとっては
たまらない光景ですよね。

ここに“好き”を存分に飾って、
それらにまみれて暮らす。
衣類の収納は
吊られたポールにお任せして、
棚には好きなものだけ並べたい。

ディスプレイを前提にしたアート作品や
かわいいぬいぐるみだけでなく、
お気に入りのマグや
旅先から連れ帰った古めかしい箱、
パリの蚤の市で値切った鏡とか、
あの日、川で拾った石たちまで、
コレクションとは言えない
だけどしまっておくにはもったいない
あれこれを一堂に並べて眺めて過ごしたい。

しかも二面採光で光と風が巡り、
広めのルーフバルコニーまである。

下階にそろう自分自身の必要最低限に加え、
豊かな生活のためのプラスαをくれる上階。

「吾只足るを知る」のは重々承知なんだけど、
人間だもの、ちょっとした欲は叶えてほしい。
そんな人にぴったりな、
過不足のないお部屋でした。