なんて素敵なリノベ平屋！

ここは大阪南部・箱の浦。 道路からまっすぐ海が見通せる 海辺の街にお似合いの、 爽やかな外観です。

約40年前に建てられた物件を リノベしたそう。 そんなに時が経っていると思えないほど ぴかぴかの仕上がり！

かつては石造りの門塀と 植物が取り囲んでいた 渋い建物だったそうで... 想像がつきません。

ですが中に入ると しっかり昭和の趣が残っていて、 それが現代的にリノベされているんです。

この空間は玄関で、元は和室なんですよ！ 和室を土間にした大胆なリノベ！

よく見ると障子や床の間が残っていて 畳の床を取り払った形跡も見えます。

扉や壁の色選びも絶妙ですよねえ。

マットな質感の グリーン調で統一されています。 どこか異国情緒を感じるし、 カラフルでワクワクするし、 大人の秘密基地みたい。

広さもしっかりあって、 簡単な来客対応もここでできそう。

アウトドアグッズを収納したり 作業用のワークスペースにしたりも 良いですね。

土間から靴を脱いで上がると、 LDKにつながっています。

扉がまたかわいい！ 木の風合いとすりガラス、 曲線を描くハンドル。 壁の色との相性も抜群ですね。

それでは中に、 お邪魔します。

LDKは天井吹き抜けで 高さがあり、開放的です。

軽量鉄骨の小屋組みが見えて インダストリアルな雰囲気。 ますます秘密基地感が増します。

部屋に黒色がしっかり入ることで 色合い的にもアクセントになってるなあ。

南北に窓があり ほどよい陽が部屋を包みます。

それにしてもインテリアセンスが 光ってますねえ。 これをお手本に家具を揃えてみたい！

天高があるから 照明やハンガープラントなどなど いろいろ吊り下げ飾る 部屋作りを楽しめそうです。

造作棚もついていて 小物や写真も飾れます。

壁の塗り跡も良い味出てるな〜。

キッチンもこれまた 日本離れしたデザインで 素敵なこと…！

落ち着いたグリーントーンの L字型キッチン。

勝手口が隣接していて、 買ってきたものをすぐ 冷蔵庫にしまう導線が 確保できそうです。

それではLDKに隣する 2部屋を覗いてみましょう。

こちらは子供部屋や 書斎向けの洋室。

元は和室だったのでしょうか。 押し入れを大胆アレンジ！

有孔ボードが付いていて 収納や新たな造作棚作りにも便利です。

壁に合わせた緑色の机が ついているのも嬉しいな。

お隣はメインベッドルーム。 フローリングのデザイン、良すぎでは…⁈

写真に映っているのは 大きいベッドなので お部屋がやや狭めに見えますが、 配置次第では化粧机などを ゆったり置く場所も確保できそうです。

扉の先は 先ほど見たLDKに つながっています。

窓の外には自宅駐車場があるので 車を置けば愛車を眺められるそうな。

ベッドの頭側には 自然の木を使った壁。 節や木目がそれぞれ異なり 木の味わいや温もりを感じます。

この木の壁の裏は、 ウォークインクローゼット！ まるでお店みたいなデザインです。 家族分の洋服をしっかり収納できますね。

水回りは１箇所に 集まっています。

洗面はタイルやスイッチなどから レトロな趣を感じさせる仕上がり。

落ち着いたグリーン壁と 細やかな床の模様、 白いタイルに 木目の洗面台と おしゃれな小物類。 素晴らしきセレクト。真似したいな。

お風呂は外壁と似た 爽やかなブルー。

トイレもブルーを基調に リノベされています。

玄関には小さな洗い場があり アウトドア帰りにサッと洗いたい時にも便利。

メーターも壁の色に合わせて塗っていて こだわられていますねえ。

サイズ次第ですが 敷地内に車を２台停められます。

奥には自転車やバイク、 サーフボードを干すのにも ちょうど良いスペースが。

それにしても お店かな？と思わず 覗きたくなる外観ですよね。

用途地域の関係上、 業種と使っていい面積は 限られてくるのですが 事務所や店舗の利用もできるそうです。

備え付けの看板も、お店にちょうどいい。

もちろん住居のみの利用もOK。

ここを外遊びの拠点として 周囲の海や山や小川に 繰り出せると想像すると...

永遠の夏休みみたいな 日々が過ごせそうで ワクワクします！

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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