新築の物件も もちろん大好きなのですが、 リノベーション物件にことさら 心を惹かれてしまう方も 多いのではないでしょうか？ 慣れ親しんだおうちの趣や思い出を 残しながら、理想の暮らしを叶える リノベーションです。

ふだんは借りられる・買える物件を ご紹介している物件ファンですが、 たまには気分を変えて、 物件が生まれ変わった様子を 紹介したいと思います。

グレーの外壁で落ち着いた印象の外観。 スケルトンリノベーションを行い、 耐震性や断熱性のなどの性能も ぐんと向上しています。

あえて残した木製の玄関建具も 良いアクセントになっていますね。

玄関の正面にはおしゃれな飾り棚が。 現代的なデザインのニッチと 立派なこぶのある柱の対比が 面白いですね。

広々とした廊下はまるで旅館のよう。 今の住宅ではなかなか お目にかかれない ゆったりとした空間です。

長い間大切にされてきた立派なお庭。 こういった屋外の空間を そのままの形で残しておけるのも リノベーションの良いところですよね。 改修前のお宅では、お庭の正面の 和室の続き間が、あまり使われていない という少しもったいない状況でした。

今回のリノベーションでは、 お庭のよく見える この家で一番良い場所を、 家族が一番長く過ごすLDKに一新。

続き間を仕切っていた建具を 取り払い、広々とした明るい 空間になっています。

壁材は既存の柱とマッチする珪藻土。 これまでの時間の流れを受け止めつつ、 これから一緒に年を重ねていける 経年変化の楽しめる自然素材です。

欄間や障子、天井板などは既存のものを そのまま利用しています。 もともとのお家の趣や思い出などは 残しつつ、薪ストーブなどの 新しく仲間入りしたモノを 上手く空間になじませる バランス感覚はお見事。

ダイニング脇の壁には青味がかった ボーダータイルが貼られています。 お庭から障子越しの やわらかな光を受け、 お部屋の中でも存在感を放っています。

この写真はリノベ前の様子。 もともとは食卓として使われていた こちらの和室も…、

LDKにつながる明るい空間へ大変身！ ダイニングを挟んで、 リビングと和室という、 テイストの異なるくつろぎスペースが 配置されている贅沢な空間です。

お庭に向かって開いた 対面型のキッチン。 作業の合間のふとした瞬間に、 お庭の緑が目に入ったら、 家事もはかどりそうです。

キッチンの横には水回りへと つながる動線も備えているので、 家事動線もバッチリです。 洗面所の隣はサンルームに なっているので洗濯物干しもラクラク。

お風呂もピカピカで気持ち良いですね。

玄関横の個室は、イエローの壁紙や 階段下のスペースを上手に活用した デスクスペースがかわいらしいですね。 このほかに2階にも いくつかお部屋があるそうです。

株式会社あすなろ設計事務所さんでは、 このような持ち家の リノベーションはもちろん、 中古住宅を探すところから リノベーションの完成まで ワンストップでサポートしてくれます。 この物件以外のリノベーション事例も すてきなものばかりなので ぜひご覧になってみてください。

文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。