京都・洛北、鷹峯エリア。
アマン京都からほど近い閑静な住宅街で
ひときわ目を引く、良い感じの外観。

おしゃれなコーヒーロースターでも
できたのかしら、と思ったらば。
お店じゃなくて住居なんですって！

この開口部の広さ、開放感でお家ってマジ？

ほんとにコーヒーロースターじゃないの？じつはここ、物件ファンでもおなじみの
CONTEMPORARY COCOON ROOM 702さんが
「妄想物件物語シリーズ」として
リノベーションを手がけた物件。

もとは住める状態でないくらい
ボロボロだった長屋を蘇らせた、その名も
「Mの場合　京都市北区鷹峯プロジェクト」。

1階は17.8帖のLDK＋5.4帖の土間、
2階は9.3帖の洋室＋サニタリーで構成された
空間のそこかしこにあっと驚く工夫が
なされているので、順番に見ていきましょう。

まず、すでに見ていただいた玄関土間。
連棟住宅、つまり長屋の懸念点といえば
暗さですが、この家はもともと間口が
広かったのを活かして
南向きの玄関に特注のドデカ建具と
大きなFIX窓を入れたそう。

うん、大正解ですよね。

開放感が心地いいだけじゃなくて、
自転車もバイクも置ける広さの土間。
収納棚があるので、靴はもちろん
上着なんかはすべてそちらへ。

緑でいっぱいにしたり、
チェアを置いたりと、お家の“顔”
となる土間をどう彩るか、
考えただけでワクワクします。

外からの目線が気になるときは、
このようにブラインドを下ろせばOK。

土間と大きなガラス扉で仕切られた
LDKには、どかーんとこれまた
大きなサイスのシステムキッチンが。

メーカーは人気のGRAFTEKT。
クリーンでソリッドなデザインの
ペニンシュラキッチンには、
3くちガスコンロにグリル、
さらに食洗機も完備。

光を取り組みづらい部屋の奥には
複数の窓に加えて天窓がありました。

遊び心もたっぷりの空間に
仕上がっています。

ちなみに長屋の懸念点には隣家の生活音も
ありますが、リノベ時に断熱材を充填し、
2重貼りをおこなったことで、
隣家の方からも「音が聞こえなくなった」と
感謝されるほど解消されたのだとか。さて、つづきまして階段を上って2階へ。

寝室も光がたっぷりめぐる
たまらん空間に仕上がっています。

屋根の勾配に沿った三角天井と梁が
面積以上に広がりを感じさせてくれますね。
落ち着いたオレンジ色の壁紙と
天井の白いクロスはリラックスを誘います。

左の白い扉を開ければ

ウォークインクローゼットが、

右奥の白い扉には
使用状況がわかるプレートがついていて、
扉を開くと

サニタリースペースになっています。
モノトーンのシンプルな空間にほれぼれ。

ぴかぴかのバスルームは
高い位置の窓がうれしいですね。

京都に爆誕したこの悶絶必至の素敵なお家、
7月15日（土）、16日（日）の
10時〜17時にオープンハウスをするそう
なので、興味のある方はぜひ。

リノベーションの背景をフィクションと
ノンフィクションをまじえて描いた
「妄想物件物語」もおもしろい
読み物に仕上がっているのでご一読を！
<http://ccr702.com/mousou/m-01-01/index.html>