吹き抜けになった3.6mの天井高、
天井の高さを活かした大きな開口部、
そして壁いっぱいの造作棚。
そこで暮らし働く姿を想像するだけで
悶絶してしまう戸建を見つけたのです。

最寄り駅は笹塚駅。
閑静な住宅街の旗竿地の奥に見える
木の扉が目印……と思ったら、
中にもガラスの扉がありました。

なぜ扉をガラスにしたかというと、
たぶん、ここが旗竿地だから。
旗竿地は奥まった感が魅力である一方、
周囲を建物で囲まれているケースが多く
光や風が得られにくいデメリットも。このおうちは近隣住宅と馴染みつつも
視線のぶつかりを避けるよう計算されていて、
近隣との距離が短いところには窓をつくらず
逆に視線が気にならないところからは
ガンガン光をとりこんでいくスタイル。
だから扉をガラスにしちゃおうと。

間取りで窓の位置を確認していて
気づいたのですが、たぶん合ってます。

だからこそ実現する、1階土間の開放感！
ここが旗竿地だなんて信じられません。

この写真みたいにワークデスクを置いて、
大きな観葉植物も用意して、
壁の棚いっぱいに本を並べて……。
ああもう、いつまでも働いていられそう。
めちゃくちゃ仕事が捗るだろな。

捗りすぎてちょっと疲れてしまったら、
すぐ隣に設えた5.1帖の和室へ。
小上がりになっていて、
土間から腰掛けるとちょうどいい高さだそう。

1階には土間と和室のほか、
カーペットを敷いた洋室が。
ここも外からの視線を避けた位置に
窓があるので、寝室にどうぞ。
ウォークインクローゼットもありますよ。

お腹空いたなあとか言って
階段を2階へ上ったならば、

迎えてくれるのはこの光景！

天井高3.3mの、光がたっぷりと
降り注ぐLDKです。

バルコニーの横にある明るいキッチンは、
簡単な食事にも使えそうなカウンター付き。

深い緑のタイルにミーレの食洗機、
3くちガスコンロ、さらにはオーブンまで
あって、もうなにも言うことはありません。

キッチンの奥にあるサニタリーも、
収納充実＆広々とした申し分のない空間。

バスルームもトイレも抜かりなく。
というか、サニタリースペースだけでも
住みたくなってしまうクオリティです。

今回は建築家のオーナーご夫妻の海外転勤に
伴う賃貸募集のため、現時点で5〜6年の
期間限定の予定ではあるものの、
このドアをくぐってこの空間に帰る
生活を一度でも送ることができたなら。
なにか素敵なことが起こる、
人生の特別な期間になりそうです。