毎日過ごすおうちだからこそ、 デザインにはこだわりたいし、 使い勝手にも妥協したくないもの。 今回はグリーンのタイルが目を惹く かわいいデザインの中に 家事ラクのアイデアがたっぷり 詰まった戸建住宅のご紹介です。

ダイニングキッチンは 流行の横並びタイプ。 料理の配膳がラクになりますし、 ダイニングテーブルを 作業台として使えるので、 凝った料理をつくる時や お子さんのお手伝いにも ぴったりですね。

階段と一体になった吹き抜けは 南向きということもあり、 明るい日差しを部屋いっぱいに 運んでくれます。

ダイニングの背面にはカウンターを 備えたワークスペースが。 家事をしながらのちょっとした作業や お子さんの勉強にも ちょうどよさそうですね。 そのお隣のオープンクローゼットは 帰宅後にかばんやコートなどを しまっておくのにも重宝しそうです。

リビングはウッディな アクセントウォールでシックな雰囲気。 動線の通り抜けがない、 行き止まりの場所にあるので より落ち着いた空間になっています。

キッチン周りの腰壁が 立ち上がっているので、 玄関から入った時に キッチンが丸見えにならないのも うれしいポイント。 ライン状に見えるタイルのグリーンも 良いアクセントになっていますね。

キッチンの奥には可動棚が便利な パントリースペースが。 買い物から帰ったら、 キッチンの冷蔵庫に生ものを入れて、 そのままパントリーに抜けて 常温保存の食材などをしまう、 という一連の流れがスムーズに ストレスなく行えそうな配置です。

キッチンの奥からパントリーを通って アクセスできる水回りスペース。 洗面脱衣室の窓は高窓に なっているので、周囲の視線を 気にすることなく換気ができますね。

トイレは大胆な柄物の アクセントクロスをあしらった 華やかな空間となっています。

こちらが間取り図。 キッチンを中心に回遊できる 間取りになっているので、 家事の効率もぐんと上がりそう。 パントリーは食材だけではなく、 日用品を保存したり 着替えをしまったりと、 ライフスタイルに合わせて 使い方をカスタマイズできそうですね。

2階に上がってこちらは9帖の主寝室。 壁一面がクローゼットに なっているので収納力も抜群です。

主寝室には3帖の書斎まで！ 暗めの壁紙のおかげで集中して 作業ができそうな空間です。

こちらの洋室は将来的に2つに 分割できるようになっているので 子ども部屋にもぴったりですね。

外観はシンプルなイエ型が 強調されたすっきりとしたフォルム。 駐車場は現状砂利敷きなので お庭を広げたり、ウッドデッキを つくったりと、こちらも お好みに応じて拡張できそうです。

シンプルながらもアクセントを 取り入れた飽きの来ないデザイン。 そして回遊性を軸とした家事の しやすい間取りに加え、 余白を残すことで、家族の変化にも 対応できるこちらの物件。 末長いお付き合いのできる おうちになってくれそうですね。

文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。