部屋に入った途端、目に入る風景に
思わず息を呑んでしまう。

階段を登って2階へ行ってみると、
ぽっかり切り抜かれたそこは、
ダイナミックな緑の絵画のよう。
圧巻…！

絵画と違うのは
さわさわと木々が揺れ、雲が動き、
光が差し込んでくること。
鳥のさえずりも聞こえてくる。
ここにいるだけで、
目も心も清められていくような、
ものすごい癒し効果…。

窓の外の光景もさることながら
この部屋の質感がまた良い。
左官仕上げの自然素材の壁、
目にも肌にも心地良い、杉の無垢床。

癒しの空気は、
景色から受ける印象だけでなく
この空間全体に満ちているもの。

玄関から奥に伸びる形の一軒家は、
もともと長屋だった家を
建築家が自邸として
リノベーションしたのだそう。

どうりで！ と、合点がいくと同時に
家の奥に位置する大きな窓、
その窓の向こうの風景は、
この形状だからこそ
更に活きる気がします。

玄関入るとまず洗面所、というのは
なかなか見ないけれど
新しい生活様式になれた今は、
逆にありがたい。

トイレの壁も、部屋と同じ左官仕上げ。
小窓からは十分な光。

お風呂は、おっと、その向きですか！？ と
思わず突っ込んでしまったけれど
入ってそのままスルッと座ることを思えば
…特に不便はなさそう。

キッチンからも十分に感じる自然。

両サイドには充実した収納棚と作業スペース。
温もり溢れる木と土の素材感。

ここで採れたて野菜をザブザブ洗いたい。

リビングダイニングへ、そして

森へ、と繋がっていく流れが
なんとも素晴らしい。
家族の気配を感じながら
自然とも一体となったような。

眼下には川が流れており、
川のせせらぎも聞こえてきて、
別荘感が半端ない。

家にいながら、マイナスイオンを
たっぷり浴びられそうな、贅沢な環境。

そして、ロフトのような、
窓に向かう2階のスペース、最高…！

備え付けの本棚、
居住中はこんな状態、

空っぽだとこんな状態。
趣味のスペースにしてもいいし、
書斎には最高すぎる。

なんせ、横を向けばこの景色。

読書好きなら、ここで１日過ごせる、
むしろ過ごしたいくらい。
隣には

ウォークインクローゼットを挟んで
（子どもならここも立派な遊び部屋に
してしまいそう。）

寝室にぴったりな部屋。
板張りの勾配天井で
癒しに満ちた素敵な雰囲気。

昼間の明るい時も素敵だけれど、

雨戸を閉め電気を灯すと
雰囲気がまたガラリと変わり
穴グラ感があって、ワクワクする！

この部屋からバルコニーへ出ると
昭和感ある、外壁や柵が。
なんと築50年超えということでびっくり。
そして…

？！
え、住宅街？！

…あれ？？
ここと同じ場所ですよね？ 頭が混乱して

思わず、右、左、と見てしまう。

なんてこった、家の入口と奥で
こんなに風景が違うことって、ある？
てっきり、どこかの山にポツンと佇む
おしゃれハウスかと思ったら、
このギャップはすごい。

ほんのりレトロな町並みのそばには、
山のお寺へと繋がる参道があり
独特の静けさ、神聖な雰囲気があります。

この界隈にはギャラリーやアトリエ、
素敵なカフェなどもあり
移住者もチラホラ増えてきているそう。

確かに創作意欲も刺激されそうな環境。

こう見えて、最寄り駅から徒歩10分。
梅田までは電車で乗り換えなしで
30分というからまた驚き。

通勤もそれほど不便ではなさそうだけど
テレワークも板についてきた今なら
むしろここで籠もっていたい。

心が洗われるような風景が目の前にあり
それと調和した天然素材の部屋で
過ごす時間…
考えるだけで、心が凪いでいく。
どれだけ潤いの日々かしら…とうっとり。
自分の中で何を優先するか、と考えた時、
こんな環境の中で暮らしたい！ と
心の中で両手を挙げてしまいました。