かわいいお家に挟まれて、おとぎの部屋で過ごしましょう(名古屋市守山区29㎡の賃貸物件)
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
あまりのかわいらしさに 以前も悶絶しながら書きました、 こちらのお部屋。 また新たに住人さんを 募集されているそうです。
木のアーチ扉の脇には、
そこに生えてるかのような本物の木。
おとぎ話の世界みたい!
左を見ると青いお家の外壁のような壁、
右を見ると白いお家の外壁のような壁。
つまり私が過ごすこのスペースは、
2つのお家に挟まれた
白樺の木が生える森の小道...!
なんて妄想したりしまして。
分身できるなら 即座にお引越ししたい。 では改めて、 ベランダに面した奥の洋室から 順番に見ていきましょう。 まずご覧ください、こちらの壁。
ムーミン屋敷のような青い壁と 丸い煉瓦の屋根。
しかもなんと、本物の煉瓦を 使っているんですって!
なんてかわいいお家...。 なんだか中から 焼きたてのアップルパイのにおいが 漂ってきそうな気さえします。
窓に見える部分は、 実は鏡。
その隣には鍵やアクセサリーなどを 収納しやすい壁掛けボックスが 並んでいるので、 お出かけ前の身だしなみをする スペースにぴったり。
もしくはワークスペースにするのも 良いですねえ。 アンティークの机を壁寄せして。 反対側の壁ももう... 反則級のかわいらしさ。
こちらも部屋の中に 別の建物が建っているかのような あしらいになっています。
森の中、 ポッと優しく明かりが灯る かわいらしいお家... そんな風に見えてきます。 出窓のように見えますが、 照明付きの棚になっておりまして こちらも本物の煉瓦を使用しています。
童話『小人の靴屋』や
借り暮らしのあの子みたいに
小さなかわいい住人さんが
ひょっこり出てきそう。
うんうん、ムーミンが似合いますよねえ。
こんなふうにお気に入りの
本や小物をディスプレイしたい。
ここはダイニングスペースにしましょうか。
壁に造り付け棚があるので
キッチン用品の収納もできますね。
思わず『ムーミン、海へいく』を
彷彿とさせる舵輪も飾ってありまして、
世界観の作り込みに余念がありません。
見上げればなんともきれいな
ステンドガラスの照明が灯っています。
花が咲いたような華やかさで
食事シーンを明るくしてくれそう。
それでは青い扉を開けて、玄関側へ。
右手には大きな収納があるのですが、
やっぱり中まで色味の
アレンジが加えられています。
さすがのこだわり。
それでは最後に ムーミンの世界を彷彿とさせる このお部屋にちなみまして、 スナフキン様の お言葉を置いておきますね。
『“そのうち”なんて当てにならないな いまがその時さ』 (『黄金のしっぽ』(筑摩書房)・トーベ・ヤンソン)
ということで、ピンときた方、 このお部屋での暮らしを始めるなら いまがその時!ですよ。
文・戸田江美
デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e