スカイブルーの壁とアーチの入口が 心をとらえて離さないこちらの物件は、 私の「こんなお家で子どもを 育てたかったお部屋No.1」に輝きました。

1986年築のマンションを フルリノベーション。 広いLDKにウォークインクローゼットなど 見どころ満載。 どこから見ようか迷いますが…

やっぱり真っ先に見たいのはLDK。 子どもが小さいうちは 1日の大半をここで過ごしますからね。 床と天井にもふんだんに木材が使われ あたたかみのあるリビング。

なんと、ベランダに面した 掃き出し窓の枠も木製なんです。 レトロなおもむきがあって 心がやすらぎます。

この木枠、実は既存の窓の内側に 設置された二重窓。 断熱や結露防止の効果が期待できます。 冬の暮らしが過ごしやすくなる工夫は 大変助かります。

スカイブルーの壁には 木製棚が設置済み。 下段はテレビ台としても 使えるとのこと。

棚板には配線用の穴が 設けられていました。 細やかな配慮に脱帽です。

優しいベージュ色のキッチンは オープンな対面式。 天井にはダクトレールがあり、 照明を好きな位置に設置できます。

ダイニングはテーブルを置いても ゆとりのある広さ。

キッチンカウンターは 清潔感のある白でさっぱり。 背面には食器棚を置けそうな 広さもあります。

ワークトップもシンクも広い！ グリル付きの3くちコンロも 離乳食づくりがはかどること 間違いなしです。

ダイニングのドアはすりガラスの アンティーク調でとても素敵。

アイアン塗装のドアノブも 雰囲気があります。 ちなみに、タオルバーや棚受けなども アイアン塗装でそろえられていて デティールもぬかりなしです。

扉の向こうは玄関へ続く廊下。 左手前にはトイレ、奥に洋室、 右側は洗面所。

この洗面所が、また素敵なんです。 ホワイトの壁に大きな洗面ボウル。 シンプルで使いやすそう。

大きな鏡の後ろは 物入れになっています。 ごちゃごちゃしがちな洗面用具を パタンと隠せるのは 毎日の家事に追われる者にとっては まるで救世主のようです。 （おおげさに思われるかもしれませんが 本当にそう思います）

洗面台の後ろは洗濯パン。 なお、洗面所は後ほどご紹介する ウォークインクローゼットにも つながっています。 なにかと着替えの多い 幼児さんがいると 助かることこの上ないはず。

浴室も新しくなっています。 木目のアクセント壁で ゆったりくつろげるお風呂です。

アイアン塗装のロールホルダーに タオルハンガーが スタイリッシュなトイレ。 もちろん、温水洗浄便座付きです。

では、リビングに戻りまして お待ちかねのウォークイン クローゼットへ。 アーチの入口がお部屋に 優しい印象を与えています。

アーチの上にはカーテンレールがあり、 空間を仕切ることもできますよ。

クローゼット機能もばっちり。 片面の壁いっぱいに棚板と ハンガーパイプが 備え付けられています。

反対側の壁にはコンセントがあるので ワークペースにしても 良さそうですね。 アイロンをさっとかけられる 家事コーナーにしてもいいかも。

リビングには2つの洋室が隣接。 こちらは南側のお部屋。 お花模様のクロスがおしゃれです。

バルコニーがあり、日当たり抜群。 子ども部屋に良さそう。

こちらはリビング北側のお部屋。 3枚の棚板が備え付けられているので 趣味の部屋や書斎にしてもよさそう。

お子さんが多ければもちろん、 子ども部屋としても。

こちらは3つ目、廊下側の洋室。 クローゼット付きなので 夫婦の寝室にぴったりです。

キングサイズのベッドも 置けそうなほどの広さが あるとのこと。 小さめのベッドなら、 ベビーベッドも一緒に置けるかな。

こちらのクローゼットにも ハンガーパイプと棚板が 備え付けられています。

玄関扉もスカイブルーで とてもかわいい。

テラコッタ風の三和土とも 相性抜群です。

ナチュラルウッドの広い棚板が 使い勝手よさそうな靴箱。 コンセントもあるので 間接照明やアロマデュフューザーを 置いて、インテリアを楽しめます。

靴箱は棚板が多く、なかなかの容量。 とはいえ、お子さんがいると 追いつかないでしょうから、 収納を足してくださいね。 靴箱の横にスペースがありますよ。

リビングと洋室にかけて 伸びるベランダは、たっぷりの 洗濯ものでも心配いらず。

周りは道路をはさんで 低層のマンションが建ち並んでいるので 空が広く見えます。

そして、なんといっても 「こんなお家で子どもを 育てたかったお部屋No.1」の 決め手になったのは、 このルーフバルコニー。

北側の洋室の外が このようになっているんです。 夏にビニールプールで 子どもと水遊びとか 楽しいにきまってる！

外から見た玄関扉も またかわいらしい。 のぞき穴の周りにほどこされた レリーフが素敵です。

ただしこちら、5階建ての4階部分で エレベーターがないんです。 「こんなお家で子どもを 育てたかったお部屋No.1」ですが、 子どものあんよがしっかりしないうちは ちょっと大変かも。 親も子も、足腰がしっかりと 鍛えられそうですけどね。

一番近い最寄り駅は徒歩3分の 名古屋市東山線上社駅。 本郷駅にも、徒歩8分ほど。

住宅の多い落ち着いた雰囲気で 高速道路も近く、 ファミリー層に人気の街。

ああ、やっぱり いいリビングだなあ。 子どもの健やかな成長をはぐくむのに うってつけのお部屋だと思います。

文・葱山紫蘇子 劇団維新派→色々→介護業を経験。漫画と建物と書き出し小説が好きな4人の子を持つ大阪のシングルマザー。 @sisokoex