日本の原風景に出会いました、 とでも言いたくなるような、この風景。

タイムスリップしてしまったかのよう。 まぁ、なんと立派な建物たち！

紋まで入った重厚な屋根の納屋、 その隣には、茅葺屋根の母屋。

思わず「帰りたい…」と呟いてしまう この、のどかさよ。 あの縁側！ 自分のおじいちゃんちだったら、 毎年夏休みが待ち遠しくて仕方ないだろな。

敷地全体はこんな。 この度、宿兼カフェとして この物件を扱うミツワ産業さんが プロデュースされたそう。 母屋の方は

一つひとつのスペースが大きい上に 部屋がたくさん！ そこから渡り廊下で繋がる蔵。

元々作業場と倉庫だった、 先程の立派な三角屋根の建物が カフェスペースとして生まれ変わりました。 駐車場を挟んで倉庫までありますよ。 「洗濯下洗い場」や「物干場」、 といった表記に思わず ここで繰り広げられていたであろう 暮らしの風景を想像してしまいます。

これがカフェスペース、か…！渋い。 壁から軒天井まで、 木を新しく張り替えたのですね。 どれだけ手間暇かけられたのでしょう。

中に入って、外とのギャップに驚きます。 心が洗われるような、窓の向こうの緑。

新しい木の香りを胸いっぱい吸い込もうと 思わず鼻をクンカクンカ。

窓の外、目の前に溢れる新緑に、 ふわぁ、と思わず嘆息。 この風景を存分に楽しむために 窓を大きくしたのね、と納得。

前に並ぶのは桜の木々で 春先には満開の桜を楽しめます。

キッチンスペースは 最低限の設備が整えられ、 これから什器を置いたり、 もっと設備を整えられる余白があります。

気になるトイレや

洗面スペースもこの通り、 清潔感と木、温もり溢れる空間。

緑の山に、ピンクの桜、 ハラハラ散る花びらに古い木造倉庫、

そして、秋には色付いた紅葉の向こうに 茅葺き屋根の古民家… 絵に描いたような、桃源郷ぽさ。

母屋の前には 新たにあやめ張りの塀を造ることで さらに風情が増しました。

母屋の大きな玄関土間から中へ、 さあさ、どうぞどうぞ。

あぁ、これぞ憧れの縁側風景！ 藤の椅子に腰掛けて のーんびり庭を眺めながら 本を読んだり、うたた寝したい。

続く和室も立派です。 照明のオンオフで 雰囲気も随分変わるものですね。

囲炉裏のある居間も なんとも言えない趣があります。 家族や仲間と囲炉裏を囲みながらの 夜時間なんて素敵でしょうねぇ。

そうそう、茅葺古民家といえば この黒光りする天井。 煙に燻され、長い時間を経て 頼もしい表情の柱や梁。

ここは唯一の洋室、 置かれているのは古い暖房器具でしょうか。 厳選したアンティーク家具を置きたくなる、 そして和洋どんな味わいでも しっくり馴染みそうな雰囲気。 こちらも大きな窓から 庭を臨むことができます。

とっておきの場所がまだありますよ。 旅館の貸切風呂？と見まごうような この檜風呂！ 大きな湯船にとっぷり浸かって 緑を眺めてたら、 1日の疲れも吹っ飛びそうです。

何人かで使っても余裕の、 広々した脱衣スペース、 洗面台も仲良くふたつ。

蔵へと続く通路からは もりもり緑の向こうに、裏山。

千利休のような人物が ひょっこり出てきてもおかしくない。

こちらは蔵の中。 ひっそり静かに過ごすもよし、 雑魚寝部屋にするもよし。

蔵の前もまた渋い風情が漂います。

母屋の前は BBQや外遊びも余裕の庭、

かと思えば、横には 荒々しい岩と緑の和風庭園、

はたまた、のどかに花が咲く一角。 敷地内に広がるあらゆる景色が 様々な味わいを楽しませてくれます。

美しい木漏れ日の中、 奥にチラリと見えてくる所から 物語が始まるかのようなワクワク感に 胸が高鳴ります。

京都の外れの山の合間。 時間が止まったかのようにひっそり佇み、 騒がしい世間から、 せわしない日常から、 切り離されたかのような 昔ながらの風景と建物たち。 心も体も自然と開放され 癒されてしまいそうです。

とっておきの癒しのカフェとして、 はたまた懐かしい風景を楽しむ宿として 新しい息吹を吹き込まれたら きっと多くの人の心を掴むでしょうね。

物件の詳細情報については、取扱元のサイトも併せてご覧ください。 詳しくはこちら