我が家に プライベートの路地があるなんて なんとも素敵じゃないですか！

いわゆるひとつの旗竿地。 竿にあたる部分が17メートルと細長く 路地好き（私のことです）には たまりません。

すみません、お部屋に入る前に 今回はまず、この路地を たっぷり愛でさせてください。

ランダムに並べられた敷石の 遊びごころが楽しい。 サイドには丁寧に 手入れされた木々や草花。

きっと四季折々、 季節の移ろいを感じさせて くれることでしょうね。

小さなお子さんなら、 おままごとやけんけんぱなどして、 格好の遊び場になりそう。

道路側はフラットなので、 自転車やバイクなども置けます。 両隣は壁になっているので 目線の心配もご無用。

プライベート感いっぱいな 秘密の小径を抜ければ、 愛しい我が家…。 ああ、いいなあ、素敵だなあ。

ふぅ。これで心置きなく 中をご案内できます。 お家の中も、路地に負けないくらい 素敵ですからご安心を。

レンガタイルの三和土が麗しい 落ち着きのある玄関。 玄関扉は格子入りのガラス扉で美しく 明かり採りもかねている。 収納力が期待できる備え付けの靴箱は ウッディで上品なつくり。

シンボリックな三角笠の照明が 特にかわいらしくお似合いですね。

ホールを抜けた先には11.5帖のLDK。

東と南に窓がある上に トップライトもあって、 おひさまの恵みにあふれている。

朝日に包まれて朝食がとれるなんて この上ない1日のスタート。

白のスクエアタイルで すっきりさわやかなキッチン。 収納の扉はつるつるピカピカで お手入れがしやすそう。

ワークトップも十分に広くて ご飯作りがはかどるだろうな。

陽の光をたっぷりたたえた 飴色のフローリングが とってもあたたかそうで、穏やかで、 見ているだけで幸せな気持ちになります。

リビングのお隣には6帖の和室。

こちらにもトップライトがあり、 おひさまの光がさんさんとふりそそぐ。

戸を開けて、ひと続きに 使うこともできるので、 第二のリビングにしても良さそう。 ご飯を食べた後に「ちょいゴロリ」を したくなっても大丈夫。

床の間が醸し出す和の趣も 味わい深くて、心がやすらぎます。 やっぱり畳のお部屋って いいのよねえ。

サニタリーは1階の 玄関横に集まっていて 暮らしやすい生活動線。 白いシンプルなタイルに 緑の浴槽とは、ほんのりレトロで にこにこしてしまう。 ゆったり、足を伸ばせる広さも 注目です。

窓があり明るいトイレ。 グレーのアクセント壁が センス良く、おしゃれで 清潔感を高めている。

ここまででも見どころたくさんですが、 まだ2階もあるんですよ。 空色のアクセント壁が爽快な 階段をあがると、 どちらも9帖以上の洋室が2つ。

こちらは元は2間あったのかな。 真ん中にパーテーションのような 壁があるお部屋。 このようなゆるい仕切り壁は クローゼットと寝室に分けたりなどの ゾーニングに役立ってくれそう。

そして、北、東、西と三面に窓があり 採光と風通しが抜群。 下がり天井になっているのも ユニークで、愛おしさを感じます。

もう一つのお部屋は 入り口が2か所あるため、 お部屋を仕切って、子供部屋や 書斎にするのもいいですね。 掲載元の八清さんには さらに素敵なリノベーションプランが 提案されているので、 ぜひ見てみてくださいね。

京都市営地下鉄、鞍馬口駅から徒歩7分。 目の前には教育大付属小中学校、 周辺には大学キャンパスもあり 学生が多く集まる活気がある街。 北にはイオンモール、 南は落ち着いたカフェなどがあったり 便利で暮らしやすい。

琵琶湖疏水が流れる、 紫明せせらぎ公園や 賀茂川河川敷も近くにあり、 環境も豊か。 秋には黄金色が見事な銀杏並木も。

行きに帰りに路地を愛で、 お部屋では心ゆくまで くつろげるなんて…。 陽の光にあふれた、 素敵な素敵な一戸建てです。

文・葱山紫蘇子 劇団維新派→色々→介護業を経験。漫画と建物と書き出し小説が好きな4人の子を持つ大阪のシングルマザー。 @sisokoex