ねえ、ぜひ、想像してくださいな。 日が暮れて、窓の向こうは夜。 街が眠るまどろみの中で ひとり用のソファに腰かけながら、 このリビングで過ごす時間を。

わたしだったら、そうだなぁ。 あたたかな紅茶を飲みながら、 ぱらりぱらりと本のページをめくる。 時間がゆっくり流れていく。 だんだんと瞼が重くなってきて、 あぁ、そろそろベッドに入ろうかと パタンと本を閉じながら思う、とか。

あるいは、ある休日の午後。 お昼の日差しが落ち着いて、 窓の向こうにはやさしい光。

レースカーテンの向こうを ぼんやりと眺めながら、 今日の夜はなにを食べようかと ゆっくりと考えてみる、とか。 皆さまの想像も、ぜひ聞きたいな。

わたしだったら、 この穏やか空間でいったい なにをするだろうか、とか。

ぼくだったら、 この静けさが似合うお部屋に どんな物を飾ろうか、とか。

あの憧れのアートが、 この空間だったらきっと 映えるのではないかしら、とか。 理想の暮らしを想像するのって、 たまらなく楽しいと思うのです。

あなたなら、どう暮らす？ 6階建てマンションの2階、 リノベーション済みの１LDKで。 LDKは13.8帖、ベットルームは4.3帖。

玄関を開けると、右手には 高さが変えられるシューズラック。 まっすぐ進んで右に曲がると 洗面所とバスルームがありますよ。

つやんと光を反射しているのは ステンレス製のキッチンです。 お鍋や食器が置きっぱなしでも 大丈夫ですよ、だってね……

カーテンでほら！　隠せますから。

ちょっとわかりにくかったですか？ それでは別のアングルから。 右手にキッチン、左手に収納棚。 あ！　お客さまがいらっしゃった。

やー！　隠せ隠せー！

クールなステンレスのキッチン、 見てほしい気持ちもあるけれど。 いつでもピカピカ、きれいに 使えるわけではないですからね。 いざというときに隠せるのは安心。

キッチンを抜けた先は、 広々したリビングダイニング。

南西向きの窓からは 光がたっぷり差し込みます。

「ゴージャス」「ラグジュアリー」 そういった空間ではなくて、 「静かに心地よく過ごせること」を 目指して造られたお部屋だそうですよ。

なるほど、だからこんなにも 肩の力が抜けるというか、 ほう……と息を吐きたくなるのかな。

空間を演出するすべてのものが、 心のトゲをするりと抜いてくれる感じ。 味わいのある、左官仕上げの壁や天井。

色合いや木目が美しい ウォールナットのフローリング。

カーテンレールが見えない ほんの少しの工夫とこだわりも、 なくてはならないものだ、きっと。

建具の色もいいですよね。 品のあるこっくりとしたブラウン。 よく見ると廊下や寝室の床も それぞれ異素材になっていますよ。

寝室には窓がないので、 光に邪魔されたくないときは 扉を閉めれば思う存分眠れそう。

収納はオープンタイプ。 視界に入るとうれしくなる服を 厳選して並べていきましょ。

サニタリーは印象が変わり、 パッと明るいさわやかなホワイト！

バスルームも統一感のある白。 どんな色を持ってきても よく馴染んでくれることでしょう。

トイレは照明がたまりません。 宇宙に浮かぶ惑星のようです。 なんて神秘的な雰囲気なんだろ。

場所は東京都「乃木坂駅」。 都心にしては高い建物が少ないため、 空が広く感じられるそうですよ。

青山公園、青山霊園、乃木神社など 豊かな緑地が豊富な場所なので、 てくてくと街を歩いてみるのも楽しそう。 美術館やアートギャラリーも多いそうです。

豊かな緑やアートに触れて 帰ってくるお部屋がここというのは、 なんだかいいなぁ。ぴったりだ。

お散歩中にビビビ！　とくる 作品を見つけたら、いそいそと 一緒に帰ってくるのもありですよね。

どこに飾っても、きっと絵になる。 ねえ、どんな暮らしがいいだろう。 このお部屋で過ごす日々について、 物件ファンファンさんとあれこれ お話ししたくなっちゃいました。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。主にツイッターにいます。 @kmn_nana