きゅん♡ という
ハートわしづかみ音が
聞こえてきそうな
とても素敵な町家のご紹介。

みなさん好きでしょう？ こういうの。

たまらないでしょう？ こういうの！

町家って聞くと京都を想起しがちなのは
物件ファン的な病いなのかもしれませんが、
ここは古都金沢。

それも金沢随一の繁華街・片町に
隣接しながら、
「歴史が香るちょっとした小さいまちなみ」
として「こまちなみ保存区域」に
指定されている場所。

金沢21世紀美術館や
新感覚な美術館「KAMU Kanazawa」
<https://www.instagram.com/kamu_kanazawa/>
も歩いてすぐのあのあたり。

そこから1本入ったところに
こんな通りがあるんですね。

風情ある佇まいの家屋が並ぶなか、
左手に見えますのがお目当ての物件。

私は門構えが最高に好き。

建物は時代の変遷にあわせて
改装されてはいるものの、
各時代の建材がそれぞれ残り
調和することで趣が増しているんだな。

華美じゃなく質素すぎない、
寂びすぎてもいなくて
ちょうどいいこの雰囲気。

間取りは町家っぽいコンセプトだけど、
現代的な暮らしにも向いているだろうつくり。
1階のキッチン＋3部屋、2階の3部屋
からなる一軒家です。

それでは1階から見ていきましょう。
おそらく生活の中心となるのは、
庭を囲む2間つづきの和室と

同じく庭を望むキッチン。

この“庭を眺める”が団欒の中心なのが
時代を感じるというか、
文化的な伝統を感じるというか。

特に縁側越しに庭を眺めるたびに
あぁ、愛しき町家暮らし…と
嘆息すること請け合い。

鑑賞の対象としてだけではなく、
採光も意図して庭をつくったんだろうなあ
などと考え、感心してしまいます。

1階にはあと1間。

玄関を上がってすぐ横の
この物件唯一の板間の洋間。

応接間的なイメージなんでしょう。
南からの光が心地いいです。

作り付けっぽいキャビネットもいい。
ほかにはシンプルなソファとか置きたいなあ。

さて、続いて2階です。

階段を上がると広がる3間。

完全独立なこのお部屋は
来客時の客間にも、お子さんのお部屋にも。

一方で壁を挟んだこちら、
広縁・床の間付きの八畳間は主寝室向き。

その続き間でもある隣室の四畳半は
リモートワークオフィス兼書斎でもいいし、
趣味のお部屋にも◎。
子ども部屋としても使えますね。

このお部屋は南向きなのもあって、
日当たり良好なのもうれしい。
エアコンもついてます。

なのに窓はいい感じに経年した
木枠＋磨りガラス。
いいなあ。

とまぁ、ざっくりこんな間取りです。
いまの家族構成と暮らしを考慮しても
使い勝手良さそうでしょう？

先ほどご紹介したキッチンは
わりと最近のものだし、
その奥にきっと増築されたであろう
お風呂場の前には洗面脱衣所も設けられ、
それらもまだまだ現役でいけそう。

あと、洗面脱衣所から洗濯室が独立していて、
そこにある勝手口から庭へも出られるので、
洗濯物干しにも便利。

一方でトイレは玄関横、かつ階段横に
設けられており、
入浴時にも気を使わず利用できて
家族暮らしにも向いているし、
動線的にも良きところ。

小便器と洋式便器が並ぶこの感じに
時代の変遷を見てとれますね。

この内容、この広さ、この機能性で
このお家賃なら、都内や京都と比べれば
相当にお安いのでは？！と思います。

東京の人なんかにとっては、
2拠点生活のための
セカンドハウスにも最適でしょう。

憧れの町家暮らしを、あえて京都ではなく。

適度に都会で、とても文化的で、
海の幸に恵まれ、
東京からのアクセスも良くなってと、
魅力を挙げればキリがない
古都金沢ではじめてみてはいかがでしょう？