もしも、自分が住んだなら…… きっと過ごしやすいだろうな、 おだやかで豊かな暮らしになりそう。

東京メトロの広尾駅から テクテク、徒歩10分。 「おかえり」と迎えてくれるのは、 さわやかなホワイトの外観です。 各住戸をななめにずらして配置する 「雁行（がんこう）設計」が 採用されているそうですよ。 なるほど、緻密に計算された美しいズレ。

もしもここに住んだなら、 つい触りたくなる つやんつやんのタイルを眺めて オートロックを解除して……

「なにか届いてるかな」と 一応ポストもチェックして、 鼻歌交じりでお部屋に帰るのかな。

玄関は、このゆったりさ！ 大容量のシューズ収納があるので 靴好きさんもあんしん、あんしん。 備え付けのピクチャーレールに お気に入りの一枚を飾れば、 帰ってくるたびにニンマリと うれしくなるんじゃないかな。

ちょっとゆとりのあるひとり暮らしが 満喫できそうな1LDK。 バルコニーあり、バストイレ別、 ウォークインクローゼットあり。 いいですね、いいですね！

家具を置いたイメージは、こんな感じ。 ありがたい間取り図ですね、 想像がグンと膨らみます。 LDKは約12.2帖あるので、 ひとり用のダイニングテーブル、 ソファとローテーブルを置いても まだまだ余裕がありそうです。

2面採光のLDKはこの明るさ！ 天井高が2.55mあるので、 実際の広さよりもさらにのびのびと 自由な気持ちになれそうです。 グレーのアクセントウォールも 落ち着きのある色合いでいいな。

左手にある引戸の上部には 「Phillips hue」という 間接照明が施されていて、 なんと1600万色を超える 色彩表現が可能なのだとか！ タブレットやスマートフォンから アプリを使って調光調色の コントロールができるそうですよ。 すごい、なんてトレンディ。

キッチンとリビングの間に もともとは壁があったそうですが、 リノベーションの際に取り除き LDKを広くまとめてたそう。 ありがたい、この開放感は そのアイデアのおかげなのですね。

窓の向こうには、 すくすくと伸びる木々。 窓の向こうに四季がある。 なんて贅沢なことでしょう。 ちなみに、リビングからは遠くに 六本木ヒルズが見えるそう。 んん、なんて贅沢なことでしょう！

キッチンはシックなカラー。 やさしげなフローリングを さりげなく引き締めてくれます。

収納スペースも多いので 不便を感じることはなさそう。 背面も広々しているので、 ラックやチェストを追加で 置くこともできるのではないかな。

奥に見えるのは寝室です。 おや、美しく光を通すあれは……

つややかなガラスブロック！ 何度見ても惹かれてしまう。 くるくると変わる空の色を そのままゴクンと吸い込み、 やわらかく溶かしてからお部屋に 届けてくれる。

気持ちよく晴れた青空、 昼と夜が混じる切ない夕焼け、 とっぷりと静かな夜の闇。 外の景色が変わるたび、 ガラスブロックも違う表情を 見せてくれることでしょう。

寝室側のバルコニーには、 右手奥の扉から出入りしますよ。

洗濯物を干しても まだまだ余裕の広さです。

すぐそこに首都高速があるので、 目の前に建物がなく開けた印象。 日の光を浴びたいときのために 椅子を置いておくのもいいな。

さて、寝室に戻りまして。 あ、あそこいいなぁ。

窓に合わせた、さりげない ひとり用のワークスペース。 家具を選ぶときの参考になりますね。 余計な物を置けないちんまりさ、 だからこそ集中力がグッと高まりそう。

ウォークインクローゼットには ハンガーパイプが２本あり、 たっぷり服をかけられそうです！

なんと、洗面所からも クローゼットに行けちゃいますよ。 引き戸がついているので 来客時の目隠しもバッチリできる。

もう一度、間取り図をどうぞ。 ね、クルクル回れる動線なんです。 リビングから洗面所へ、そこから クローゼットを抜けて寝室に。 寝室からまたリビングに戻る。 行きたいところへ、どこからでも！ スマートな生活が送れそうですね。

ではでは、こちらが洗面所です。 さわやかな印象のホワイトで統一。

お、備え付けの棚があるぞ！ タオルや洗剤、お掃除用具。 水回りに置く物は結構多いので、 棚はあればあるだけ助かるのです。

小さな窓があるおかげで ふんわりと明るいバスルーム。 湿気を上手に外に逃せます。

あら、トイレにも窓がある。 さらには手洗いスペースもある！ 欲しいものが、欲しいところにある。

お伝えするのが遅くなりましたが、 ペットのご相談もOKでございます！ 愛らしいパートナー、家族、友達。 呼び方はいろいろでしょうけど、 とにもかくにもキュートなあの子と こんなお部屋で暮らせたなら。

窓の外の木々を見て、 「そろそろ秋だね」なんて話して。 お返事は「ワン」かな、「ニャー」かな。 スイスイの回誘動線を使って ひとりといっぴきで追いかけっこも、 きっと楽しいのではないでしょうか。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。主にツイッターにいます。 @kmn_nana