憧れの平屋、 しかも賃貸、 場所は京都！

３大ウキウキポイントが揃った ときめき物件です！

おそらく明治40年以前に 建てられたであろう平屋を リノベしたもの。

すべてが魅力的なのですが まず玄関からして天才的にかわいい。

玄関扉を中心に、 シンメトリーに配された木の格子窓。

レトロなまあるい照明が おかえり、と優しく照らします。

はあ、なんてレトロで おしとやかな照明デザイン...

この物件のシンボル的な 黄色いポスト。

アーチ型のポストって かわいいな、と思ったら 室内にもアーチがあるんですよ！

アーチマニアとしては歓喜！

約14.2帖のLDKがメインの間取り。 アーチの向こうは畳の部屋です。

LDKは高い勾配天井で 開放感があります。

ナチュラルにすっきりと リノベされた空間に、 長らくこの家を支えてきた 梁が不思議とマッチしています。

梁の影もかっこいい。

天井が高いと寒いのでは、 と思ったのですが 嬉しいことに床暖房付きでした。 きっと足元はぽかぽか。

さて、アーチの向こう側も 見てみましょう。

こちらは3.3帖の和室。

収納は吊り型になっているから 抜け感があります。

窓から見えるはタイル敷きの モダンなお庭。

仕事をする書斎や 息抜きのおやつスペースとか、 はたまたヨガや瞑想空間にも使ってみたい。

庭はリビングからも眺められます。

ご飯中、仕事の小休憩、家事の合間に ふと見ればお気に入りの庭。

大きな窓から入る 自然光も気持ちがいい。

庭ってメンテナンスが気掛かりだけど、 このくらいの広さなら維持しやすいし タイル敷だから掃除がしやすそう。

ガーデンテーブルやチェアを 出すにもちょうど良い。 モーニング、ここでしてみたいものです。

LDKに戻りまして、 アーチの正面にあるのは カウンター付きキッチン。

リビングが見渡せ、 配膳などの家事動線もスムーズ。

ちょっとの食事なら カウンターで済ませられますね。 カフェみたいで気分転換になりそう。

コンセントがちょうど良い位置にあるのも さすがの抜かりなさ。 ここで仕事するのもいいな。

キッチンも壁のタイルも白。 晴れやかな気分になる明るい空間です。

３くちコンロで 魚グリル付きなので 料理しっかりしたい派の方も 満足できそうです。

さてさて、このLDKには もうひとつ秘密があります。

奥の天井、 よく見ると四角い開口が...？

さあオープン！ 開けると梯子が登場！ 小屋裏に繋がるんです！

うわあ、この細い入り口もワクワクする！

上ると、梁がお迎え！ 約5.2帖ある収納スペースです。

平屋のデッドスペースを 有効活用した収納空間。

普段あまり使わないものや アウトドアグッズなどはここに。

でもちょっと、ここを 秘密基地にしたい気持ちもある... 勾配がついた天井も おこもり心をくすぐる...

小屋裏収納の下にも クローゼットがありますし、 各所に収納スペースが 確保されていて便利。

それにしてもこの 渋い木の引き戸も たまらないな…！

写真左の扉の奥には、 3.5帖の洋室があります。

寝室にちょうどいい広さ。

よく見るとスイッチプレートも こだわっていますね。 古い家であることを 忘れてしまうようなクリーンさ。

だけど梁や建具を見ると、 明治生まれの長老であることを 思い出す。

この窓は玄関で見た シンメトリーの格子窓。

ちょっとした本棚と 収納棚もついています。

最後に水回りへ。 キッチンとお揃いの タイルが貼られた洗面台。

アンティーク風のタオル掛けが かわいいアクセントになっています。

洗面台に面して 大きめの備え付け収納棚があります。

シンプルなボックスを置いて タオル類や水回りの お掃除用具をしまおう。

一番下の段はコンセントがあって ロボット掃除機のお家にもちょうどいい。

シックな色合いのお風呂には 庭が見える窓が付いていて嬉しい。

小雨を受ける和風庭園を 眺めながらのお風呂とか、 小旅行気分になるんですよねえ。

トイレのペーパーホルダーと タオル掛けも、素材にこだわっている。 真鍮でしょうか。かわいいなあ。

ふう、物件を一周しましたが しみじみ良いですね…。

間取り設計はもちろん 建具から取手まで こだわって選び造られた気遣いが ビシバシ伝わってくる。

だけど肩肘張らず、 ほっと気が休まるおうち。 素晴らしくいい塩梅。

広さもちょうどいい。 広すぎると持て余すけど 戸建てのメリットは享受したい、 そんな気持ちも満たしてくれる。

鞍馬口駅から徒歩５分という 好立地なのもまた惹かれます。

駅近にはスーパーや病院があり 生活用品に困ることはありません。

路地を探索すればすてきな 個人経営の飲食店もちらほら。

史跡や古い建物が多く残っていて、 賀茂川にも近い。

そんな、静かで穏やかな街。 これはお散歩がはかどります。

帰ってきたらこの 天才的にかわいいお家が お迎えしてくれるわけですよ。 そりゃあもう、 帰宅の足取りも軽くなります。

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

トダビューハイツ ロジハイツ