白い目透かし天井と ランダムな色調のフローリングで 遊び心を感じるリビング。 そこに、家具のような 真っ白のキッチンが加わった空間は 居心地のよいカフェに来たみたいに ゆったりとした空気感を感じられる、 そんなお家です。

ブラウンの外壁に 黒いサッシであたたかみのある外観。 このお家があるのは 山形県のほぼど真ん中に位置する 寒河江市。 「さがえし」って読みますよ。

それぞれのお部屋が 広々としているのが魅力的な 3LDK。 脱衣所のお隣にある 「ランドリースペース」も気になる。

リビングには2か所、 オープンラックがありまして。 それぞれ形も色も違う棚が 設置されているんです。 ここは、お家の顔として 素敵にディスプレイしたいところ。

とくに玄関に入って 最初に目に入る棚は、 季節のお花やお気に入りの雑誌、 あとは…いい香りのするものとか。 「好き」を凝縮したスペースに 仕上げられたらうれしいな。 それにしても、照明のかわいらしいこと。

間取り図では「寝室」と書かれた こちらのお部屋。 もちろん寝室でもいいのだけれど、 リビングからちょうど目が届くので 子どもが遊ぶスペースだったり 在宅勤務のワークスペースとしても 使い勝手がよさそうだな、と思います。 ちなみに1階の、この重厚感のある 床材は、ひのきの無垢材を ヴィンテージ加工した手の込みよう…！ 部屋を飾らずとも サマになる味わい深さです。

2階の洋室にも 大きな収納スペースが。 目隠しのカーテンをひらり掛けてもいいし、 DIYでぴったりの机を作って コックピットみたいな 作業場所にするのもいいかも。

水回りももちろん、 ピカピカですよ。 白基調でクリーンな印象のお風呂に

洗面台はお部屋に合わせた ブラウンの家具調。 パーケット柄のフロアとも よく馴染んでいます。

そしてこちらがランドリースペースです。 洗濯機置き場があるから そのまま干して 下着とかパジャマは ここに収納しちゃって ついでにアイロンなんかも置いておけば 楽ちんな家事動線の完成。

ヴィンテージライクな見た目に惹かれたけれど それだけじゃない。 間取りや水回りは 実用的に、暮らしやすく。 リノベーションならではのバランス感に 惚れ惚れしてしまう一軒家なのでした。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk