私が住んでみたい物件を、 大好きな地元に建ててみました。

１階は喫茶店。 ２～３階が２戸の住居で、 屋上はシェア菜園。

小さな賃貸マンションです。

場所は 都電が走る東京の下町、 荒川区町屋。

お部屋はコンパクトな ワンルームです。

かわいいアーチの手前には 約５畳の洋室。

シングルベッド、テレビ台などを 置ける空間です。

水回りと ウォークインクローゼットは 奥に配置しており、 生活感を隠しすっきり過ごせるように 設計しています。

大きめなウォークインクローゼット。

wifiの引き込み線はここにあり、 配線などの雑然としたものも 洋室から見えづらいような配置。

玄関前には３畳の土間。 広めの玄関、大事な自転車を飾り置く場、 ワークスペースなどとしても使えます。

帰宅してパッと目につく壁が 気分の上がる色だと良いなと思って、 ブルーグレーを選びました。

オンライン会議の背景としても 雰囲気が良いかと思います。

窓の手前に洗濯物干し用の ワイヤーがあります。 小さな収納型なので 普段は目立ちません。 (↑の写真の照明、カーテンはサンプルです)

アーチの奥にはキッチン、トイレ、 お風呂、洗濯機置き場。

玄関から見えづらい位置なので、 急な来客時に 水回りを見られることはありません。

キッチンはIH２くちコンロ。 お風呂は追い焚き機能付きです。

普段手に触れる部分は 心地よくかわいくデザインされた パーツにしたくて、 神保電器のフラットなスイッチや、 レトロ風の水栓などを採用しています。

キッチン壁のタイルも ブルー系統にしました。 一枚一枚ムラがあるのが 特徴の窯焼きタイルです。

水回りを照らすライトは 荒川区のブランド 『APROZ』さんのもの。 地域の良いものをさりげなく 感じられたら良いなと思い選びました。

ちなみに物件の設計、工務店、 看板なども荒川区に根付いた 企業さんに依頼して作っています。

窓から太陽の日差しが ぽかぽか入ってきます。

天気によって表情が変わる この部屋の雰囲気が、 (大家目線の親バカですが)大好きです。

窓を開けると、南北に風が通り、 気持ちよく換気ができます。

もし私が住んでみたらの イメージを描いてみました。

さて、お次は部屋の外をご紹介。

１階は小さな喫茶店です。

朝6:30〜営業しているので、 お仕事前のモーニングにも便利。 気さくで明るいオーナーが お待ちしています。

入居者さんには喫茶店の 無料ドリンク件(２杯分)を 毎月プレゼントしています！

ドリンクをテイクアウトして、 徒歩１分の尾久の原公園を のんびり散歩もおすすめです。

この公園、都内とは思えないほど 巨大な原っぱでして、 緑が好きな方は 気に入られるかと思います。 春は枝垂れ桜が一面に咲きますよ！

次は屋上へ。 周りに高い建物が少ないので、 下町の風景やスカイツリーが見渡せます。

屋上では 会員制シェア菜園『ロジガーデン』を 運営しています。

農家さんからプロの 栽培術を学びながら、 ご近所さん同士で ゆるくつながれる場です。

もちろん、住人さんは 菜園を利用しなくても ここでのんびり過ごして もらって大丈夫。

知らない町に引っ越してきて 地域の人と接点を持つのって ハードルが高いもの。

心地よく気の合う人たちと 程よく交流できる機会があれば、 町への愛着も増すのになあ... と思って企画した物件です。

だから一人でも少人数でも 過ごしやすい、 喫茶店と菜園も作りました。

頻繁でも強制的でもないけど、 住人さん同士でたま〜に集まって ご飯会や花火会などをしています。

近くに建つ兄弟物件 トダビューハイツと合同で 集まったりもしています。

気張らず、ゆるく、楽しく 下町で暮らしてみたいなという方が ご入居してくださると とっても嬉しいです。

※内覧・入居可能日：2023年2月21日以降

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

トダビューハイツ ロジハイツ