ハーフ＆ハーフより ちょっぴり洋の比率が高めかも。 京町家の風情を残しつつ 生活空間は洋室仕上げで 暮らしに寄り添う改装がされています。

お部屋の中央を突っ切る 玄関土間と廊下で 和と洋をセパレート。 玄関からまっすぐ お庭まで繋がっていて 風通しがよさそうです。

どこに目線を移しても 味のある建具が目に入る玄関は 部屋に上がらずとも 満足してしまいそうな空間。 型板ガラスがはめ込まれた扉なんて たまりません。

扉の向こうからはこんな景色。 複雑なくらいに並んだ建具が やっぱり圧巻です。

土間から和室へ 直接アクセスできますよ。

玄関ホール的に ゆったり使ってもいいし

文机を置いて書斎にしたり お布団敷いて寝室でもいいかも。 どちらのお部屋にも 大きな押し入れがあって 頼もしいこと。

さて、気持ちを切り替えて 洋室ゾーンがこちらです。 LDKと隣の洋室は 引き戸で仕切ることができます。

こんな風に和テイストの照明で 和の雰囲気をリンクさせるの、 いいですね。

開放感のある高い天井に 梁の存在感が際立ちます。 引き戸を全開にすれば よりゆったりとした空間に。

使い勝手のよさそうなシステムキッチン。

背面からはたっぷり日差しが入るので 植物なんかもぐんぐん育ちそう。

そのままお庭へも出ていけますよ。 室内の植物たちにお水をあげたら つぎはお外の植物たち、 というルーティンにも ぴったりの動線です。

奥の洋室は ベッドルームにもいいかもしれないけど こうやって椅子やソファを置いて リラックスできるエリアにするのも贅沢。

だってね、ほら。 正面の真っ白で四角い壁は プロジェクターを投影するのに ぴったりなんです。

このお部屋の上部には ロフトもありまして

目の前に梁！という 臨場感を味わえる上、 備え付けの収納がない洋室エリアで 大いに役立ってくれる予感です。

水回りも 暮らしに寄り添うシンプル仕様。

お掃除のしやすさだったり 不具合が起きた時の 修理のスピード感だったり やっぱりシンプルって強い。

それに、どこにでも窓があるのも うれしいんですよねぇ。

わ、洋室エリアを見てからの 外観のインパクトたるや…！ かつての表札の跡さえ美しい 年季の入った柱や ぴっちり並んだ縦格子。

純然たる京町家の威厳を保ちながら 室内は暮らしに寄り添う アットホームな仕上がり。 そんなギャップに 夢中になってしまうのでした。

【オープンハウス】 1月１４日（土）13:00～16:00

※予約不要・自由内覧

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk