小商いができるスペースと住まいが 一体になった、職住近接型の物件。

店舗付き住居が２戸、 メゾネットが１戸、 計３戸の木造アパート。

『はねとくも』と名付けられた、 街角で目を引く建物です。

賃貸でこの光景、 なかなか見かけませんよね。

入居者さんが週末限定の ジュエリーショップを開いていたり。

地元のお店が集合して マルシェを開催したり。

部屋数は３戸といえど、 小さな商店街のような光景が 生まれています。

今回募集するのは３号室。

１階はアトリエ、 ２階はロフト付きの住まいで構成された 店舗付き住居です。

小商いや副業に チャレンジしてみたい方には うってつけの場。

以前の入居者さんは 週末だけの珈琲豆店を営まれていたそう。

１階アトリエ部分は 壁面メインのDIYが可能。

例えばこんな風に。 希望によってはプロのDIYサポートや アドバイスも受けられるそうです。 （内容については事前相談が必要です）

広さは約6帖で小商いにちょうどいい。 天高が3mもあるため、伸びやかに感じます。

等間隔に並んだ角材は 棚などの設置がしやすいように、と 嬉しい心遣い。

ダクトレールには自由に照明がつけられ、 照明のデザインや数だけでも 十分に雰囲気が変わりそう。

階段下にはトイレがあり お客様も案内しやすい。

右奥の扉の先には、 お風呂、洗面、洗濯機置き場が。

水回りを１箇所にまとめつつ、 扉奥にプライベート空間を目隠しする 間取りになっています。

2020年築なのでぴかぴかの水回り。 脱衣所の広さも確保されています。

さて２階に上ってみますと…

想像以上の天高です！ のびのび空間！

階段をはさんで キッチンと居室が配されています。

両サイドに窓があるため 明るく風の通りもいい。

気持ちよく過ごせそうです。

キッチン側にはバルコニーがあり ここで洗濯物が干せます。

これだけ縦に空間が広がっていると、 木造アパートだけど 一軒家みたいな感覚になる。

秘密基地みたいなロフトへ。

置いたりしまったり引っ掛けたりの アレンジがしやすそうな 作り付け棚があります。

ベンチ代わりにもなりそうだけど 落ちないようにご注意を。

吹き抜け部分があるので 抜け感があります。 ロフトから布を吊り下げて ゆるやかに居室空間を ２間に仕切ることもできそう。

１階同様、ダクトレールがあるので 照明で個性を出せます。 フィラメントランプも似合うだろうな。

この物件、共有部もユニークです。

赤い地面がかわいい「コモンテラス」は 住人さんのセカンドスペース的な場所。

ここでコーヒー飲んで ゆっくり過ごしたりしてみたい。

コモンテラスに面する部屋は 大家さんの事務所的な「コモンスペース」。

大家さんがいてもいなくても 住人さんなら自由に使っていいそう。

気分転換や、仕事の打ち合わせにも便利。 自分のアパートに こんな場があったら嬉しいなあ。

町のためになるイベントなら この共有部たちもフル活用できるそうです。 マルシェなどもここで開催されてきました。

交差点を見渡す敷地の角、という 立地もシンボリックで イベントにもってこい。

入り口の上に 看板を出すこともできます。

商店街などで見かける 「看板建築」の現代版みたい。

週末だけの店舗や、 創作のためのアトリエ、 小さな工房教室などなど。

一歩踏み出すには勇気がいるけど、 ここなら小さく始められるし、 マルシェなどでイベント出店の 練習もできる。

同じくアトリエを構える 住人さんがいることで 相乗効果もうまれることでしょう。

それに大家さんの協力体制も かなり心強いです。

『まちに暮らす人たちの魅力がつながり、 個性がまちに溢れ出していく 場を作りたい』。

エリアへの愛情を具現化させた パワフルで素敵な大家さんです。

そんなコンセプトのある物件なので この場を一緒に楽しみ 盛り上げていけそうな仲間であるか、が 入居の際のひとつの 判断基準になります。

場所は埼玉の戸田公園。 駅から新宿までは電車で20分ほどで 都心部へのアクセスも便利。

出勤や打ち合わせに都心へ出つつ、 週末はのんびりした町で、 趣味を仕事に。

いつか、とぼんやり描いている夢、 『はねとくも』で羽ばたかせてみませんか？

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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