ワンルームに、風呂。 見間違えではありません。 ワンルームに鎮座するお風呂です。

もはや部屋全てが浴室と 言っても過言ではない。 （一応カーテンで 浴槽周りは仕切れます）

スケスケ好き、風呂好き、物件好きの心を こんなにも試してくる間取り、 なかなか出会えません。

天井には木製のルーバーが。 ダクトをやわらかく目隠しし、 無機質な空間にさしこむ木のぬくもり。

浴槽のすぐ隣にはキッチン。 カウンターがかなり大きく、 ダイニングテーブル代わりにもなる。

カウンターに朝食を置いて お風呂入りながら朝ごはん。

頭上の照明を灯し、 読書しながら長風呂。

壁にプロジェクター投影して 映画見ながら半身浴。

この間取りをフル活用した 思いつく限りの暮らしを試したい。

玄関側には洗濯機置き場。

扉つきなので目隠しでき、 洗濯まわりの小物はここに収納できます。

背の高いシューズボックスも。

玄関と水回りの床は 白のタイルで統一されています。

ベランダも室内同様、 コンクリート打ちっぱなし。 洗濯物はここで干せます。

共有部に飾られた石積み。 この潔さ。 部屋に通ずるものを感じる。

ワンルームに溶け込む風呂。 言い換えれば10.7帖のビッグな浴室。

風呂と私の二人暮らし。 実験するなら此処から。

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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