わあ、立派な古民家！と思いきや、 築35年と意外とお若い。

見惚れるほどの梁は 迫力満点！

立派な梁が互い違いに 交差し支える高い天井。 圧巻です...！

元は池が張られていた 日本庭園もあり、

明治時代に建てられた 蔵もある！

漆喰壁と紅葉の コントラストが美しい。 絵葉書みたい。

大容量の駐車場もあり。

敷地は驚きの1167.73㎡！ もはやひとつの プチ・テーマパーク。

間取りは２階建ての13DK。 じゅ、13ですよ…！ どう使います…⁈

２階からやっほー、と 顔を出したくなる 吹き抜けのホール。

太い木と塗り壁で構成された階段も 上質で素晴らしい。

町で表彰されるほど 手が込んだ建物です。

黒光りするほどの柱や天井。 丁寧に住まわれてきたのが伺える。

こういう広い民家はどうしても 映画『サマーウォーズ』を 思い浮かべてしまう。

大人数で過ごす、「日本の実家」感。 寝そべりたくなる、包容力のある家。

トイレは男女別で用意されています。 ゆとり、あるなあ。

あ、写り込んでいる日用品等は すべて片付ける予定とのことなので どうぞご安心を…。

使い方は要相談ではあると思いますが、 保養所や宿泊施設など事業用として 使うにも十分な広さ。

築年数が割と浅いので、 本格的古民家に比べ 維持管理はラク。

それでいて日本家屋らしい 趣は堪能できる。

質の良い木材や塗装を ふんだんに使った住まい、眼福です。

こののびやかな家、 周辺環境もとてものどか。

位置するは、自然豊かな 富山の八尾町水谷。

田んぼの向こうに見える山々は 物件からも望める「立山連峰」。

冠雪した山々のダイナミックな美しさは 富山の名風景の一つ。

初秋の風が吹く９月には 幻想的なお祭り「おわら風の盆」が 開催されます。

家並みに沿ってぼんぼりが灯る中、 編笠をかぶり 浴衣を着た人々が唄い踊る。

三味線、胡弓の音色と 甲高い唄が相まった「越中おわら節」。 そして日本舞踊の所作を組み込んだ 踊りが連なります。

伝統的な町並みも相まって、 祭りの様子は タイムスリップしたかしら…と 思ってしまうほどの光景。

郷愁感漂うこの伝統行事を ひと目見ようと毎年何万人も訪れる 大きなお祭りです。

土地の自然と文化に日々 触れながら過ごすロケーションに建つ 上質な日本家屋。

ここだからこそ、 五感に染み入り感情揺れ動くものが あるんだろうな。

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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