ピンと張り詰めた白じゃなくて、
肩の力が抜けた、白。
このゆるい気配、そして
ドンと突っ切る黒い梁。
この気配はもしや。

そう、みんな大好き、平屋です。
小道の奥に現れる、白い平屋！
見るからにコンパクトな雰囲気も、
木の扉も、なんて平和で、かわゆい。
築66年なんで、
きっと元は焦茶だったのかしら。
こんなお色直しされてドキドキでしょうね。

玄関入っても、
古さと新しさが同居しています。
かわいらしいモロッカンタイル柄の
シートが貼られた三和土（たたき）、
飴色の床板は傷がそのままで、
それがまた良し。

間取りはドンとシンプルにワンルーム。

床の感じからするすると、
お風呂場の水まわりが増築されたのか、
キッチンを丸ごと新しくしたのかな。

回廊のようにぐるり続く床の先には
こんな最高な縁側が！

純和風の縁側とはまた違う表情で、
とても良い！
どことなく、アメリカンハウス的な空気も漂う。
これもまた白マジックかもしれません。

お庭は小さめで、
とくに眺望もないのだけれど
なんというか、人目を忍ぶおこもり感。

自由気ままに楽しめる雰囲気があって
これはこれで落ち着くわぁ…と思うんですよ。

屋根裏部屋的な雰囲気も感じる、
誰も知らない秘密基地。

あそこの出窓の造作もいいでしょう。
ちょっとしたワークスペースにもできそうだし
きっとお気に入りの場所になる予感。

ご覧の通り、収納部分は
全て扉が外されオープンに。
この雰囲気を生かして
見せる収納にしてもいいし、
気になるなら布で覆うのも手ですね。

狭いスペース大好き人間なら（私ですけども）
この部分に小さなデスクを造ったりしても
ちょっと楽しそう。

キッチンは、新しくスマートなものが
入っていますよ。
目の前が大きな出窓！に
白いタイルと、明るくてご機嫌です。
朝も気持ちよくスタートできそう。
ちらっと見えるタオル掛けも
気が利いていますよね。

洗面、トイレは、玄関入ってすぐ右手。
柔らかい色味の壁に木が癒し系。

トイレの後ろは深緑色と、
こちらも落ち着く〜。

お風呂はキッチンすぐ横なので
脱衣場は衝立を立てるかしましょうか。

ひとり暮らしで気にしなーい、ならオッケー。

ひとりで平屋、素敵ですね。
ちょうどいいサイズ感と自由な空気。
白い部屋を自分色に染める。

もちろん、気の合う2人で
気ままにふたり暮らしなんてのも、
また素敵。憧れ！

肩寄せ合って、お互いの趣味爆発の部屋。
このゆるさが、きっとまるっと受け止めてくれて
唯一無二の空気を作ってくれるはず。
やっぱりいいな、平屋には夢がある。
かわいいかわいい、小さな平屋。

えっ、これが都内23区にあるとな！
夢がありますね。
まだまだ探せばこんな物件、あるんでしょうね。
今年も変わらず、こんなおうちを
追い求めて行きたいと思いますよ。