京都市内で コンパクトでおしゃれな リノベ京町家に住みたい！ お庭もほしい！

という願望が叶っちゃう 夢のような賃貸が登場です！

大正11年築の京町家。

敷地は約10坪ながら、 吹き抜けの高さと 庭に繋がる奥行き感があるため、 室内空間の広がりを感じる造りです。

約11帖のリビングダイニングは カフェみたいな雰囲気。 はあ、うっとりするリノベです。

床暖も設置されてるので 足元はぽかぽか。

ヒノキ材の床が なんて気持ちよさそうな…！

ウッドデッキまでも 贅沢にヒノキ材なんですって！ 室内床との高さを 出来るだけ合わせているそう。

それにより、 室内から庭へ繋がる 空間の広がりが より感じられるように 設計されています。

限られた空間で いかに居心地良く過ごせるか 工夫されている物件。

先日、京都の特集番組を見ていて 『庭屋一如(ていおくいちにょ)』という 言葉を知りました。 庭と建物は一体、という 平安時代に生まれた考え方だそう。

まさにこの物件は、庭屋一如。

リビングのようにここで ご飯を食べたり、 昼寝したり、仕事したり。

たまには友達を呼んで プチご飯会もしてみたい。

タープをつければ日よけ、 軽度の雨除けにもなります。

ミニシンクが付いているので 簡単な洗い物や、 手を洗うのにも便利。

庭には立派な枝垂れ桜が 植えられているので これはもう春のお花見が楽しみ！

自分だけの桜があるって、 なんて嬉しくてお雅な！

他にも紫陽花やツツジなど 一年を通して楽しめる 花々が植えられています。

つい忙殺されがちな日々でも 庭があると季節や天気のうつろいを ふと五感で感じられるから 気が和らぐんですよねえ。

室内に戻り、 上を見上げれば、 大正当時から家を支え続けた ゴロンボ（梁）の迫力！

梁から吊るされた ペンダントライトは 理科の実験で使う 三角フラスコみたい。

透明感のあるガラスが 梁にも馴染んでいて 洗練された印象に。

素敵なインテリアを 設置してくれているから、 素材感を合わせて 部屋作りをしていきたくなるなあ。

天井は床と合わせて ヒノキ合板で作られているそう。

高さがあるから天井がダークな色でも 開放感は失われず、 部屋全体がグッと締まってかっこいい。

ロフトへ繋がる鉄階段は、 踏み板をあえて薄いものにし 板同士の空間を大きく取っているそう。

光と風を部屋に取り込みやすいように、と 工夫されてのことです。

階段の手前にはクローゼット。 部屋に溶け込むかのような扉です。

ロフトは三角屋根と梁が 間近に迫る特別空間。 秘密基地みたい。

ロフトもヒノキの床材なんですね！

天窓もあって明るさを 室内に取り込んでくれます。

ロフトからの景色も "階段の踏み板が薄い"ことの 効果が発揮されていて、 階段による圧迫感がありません。

さて水回りは とことんシンプルに、 かつ、かわいく作られています。

ステンレス製キッチンには お掃除しやすいIHつき。

水回りも床がヒノキ材なの、 嬉しいポイントです。

壁に備え付けられた棚とシンク下が 収納スペースになっています。

腰壁のタイルは、 淡くグレーがかった白色。 これがまた木の色と組み合わさると ナチュラルでかわいい！

サニタリーのタイルと キッチンの腰壁タイルはお揃い。

洗面台もキッチン同様、 足元に空間があることで 窮屈感のない スッキリとした印象になっています。

水回りにも木が使われていることで、 古民家の風情を 感じられて良いですねえ。

ペーパーホルダーまでも これまたコンパクトでびっくり。

細部まで抜け感を出す 工夫に余念がありません。

スタンド式で省スペースだけど ちゃんとウォシュレットなどの 機能もついています。

奥には、 庭の緑と陽を取り入れた 明るいシャワールーム。

湯船がないのですが、 浸かりたい時は 徒歩10分程度内にいくつかある 銭湯に行くのも良いかも。

最後に玄関を見てみましょう。

思わず座布団に腰掛けたくなる ゆったりとした玄関土間。

照明の妙も相まって、 まるでギャラリーみたいな空間。

室内の伸びやかさを生み出す ガラスの引き戸も素敵です。

引き違い戸の中には 可動棚収納と 洗濯機置き場があります。

生活感が出てしまう箇所を 目隠ししてくれる。

玄関外には イグサの香り漂う縄のれんが。

業種内容は要相談ですが、 事業用に使うのも可能ということで 縄のれんが良い目印にも なってくれそうです。

透明なまんまるガラス照明も アイコニックだし ゆらめくフィラメントランプが とってもめんこい！

鉢植えの立派な紅葉も置かれ、 雰囲気たっぷりです。

住むのも憧れるし、 事業用やセカンドハウスとしても 活用してみたい物件。

コンパクトに住みながら 自然と歴史を感じられ、 利便性も高くって...

こんなにも良いとこ取りの京町家、 ここで過ごす方が 本当に羨ましいです！

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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