やさしいブラウンを基調とした 穏やかさの中に気品が漂う モダンでおしゃれな空間。

ふだんは借りられる・買える物件を ご紹介している物件ファンですが、 たまには気分を変えて、 物件が生まれ変わった様子を 紹介したいと思います。

このお家、驚くべきことに 築100年なんですって。 そうとは思えないような、 スタイリッシュで垢抜けた表情と

新築には出せない味わい深さが 見事に調和しています。

外観を見ると貫禄たっぷり。 羽目板の外壁や立派な庇に 見惚れてしまいます。

掃き出し窓や玄関扉は、 厳かな雰囲気はそのままに 機能性が高く新しいものに アップデートされているようです。

家族や来客を迎えてくれるのは これまた美しい、 広々とした玄関ホール。

改装前はこのような姿でした。 正面に見えている和室が 奥行きのあるホールになり、さらに…

目線を上に向けると 伸びやかで気持ちの良い 吹き抜けへと変わっています。

約40年前に増築されたという 2階部分は傷みが目立っていたため 取り壊してしまうことも 検討されたそうですが…

増築部は解体せずに再利用し、 使用予定のない２階の床だけを 部分的に解体することで 解体費用を抑えつつ、 光を取り込む開放的な吹き抜けに 生まれ変わることができたのだとか。

味のある化粧丸太は 改築前と同じ位置に。 愛着のある素材たちに見守られながら 暮らしていけるって、いいなぁ…。

4間の和室が田の字に連なっていた 古民家特有の間取りは、1間を残して LDKへと大胆にチェンジ。

和室2間と広縁の一部を繋げた 約20帖の優雅なリビング。 あたたかみを感じる 落ち着いた内装も素敵です。

海外製の暖炉が違和感なく 馴染んでいることにも驚きですよね。 シックにまとめられた暖炉まわりは 重さに耐えられるように 床下補強が施されているそうです。

ダイニングやキッチンのまわりにも 美しい柱や長押が残されていますね。

システムキッチンは スペースの使い方が見事でして… 奥に見えるコンロ横の造作棚をはじめ

カウンターの下には 調味料置き場として重宝しそうな ニッチがあったり

背面の小窓の上にも 鍋などを置ける棚板があったりと 快適にお料理するための 工夫が詰まっています。

さらに、キッチンの奥には パントリーまであるんです。 現代の暮らしに合わせて 間取りはガラッと変わりましたが、

残すべきところは しっかりと残されています。 1間だけ残されたこちらの和室は 左側に見えている レトロな建具たちはそのままに…

モダンな和空間へと変わりました。 とくに変化を感じるのは 床の間部分でしょうか。

アクセントクロスが貼られた 壁面かと思いきや、 なんと隠し棚になっているのです。

広縁へと続いていた建具たちも 押し入れに大変身。

中に照明が仕込まれており 美しい建具の模様が 浮かび上がるという 粋な仕掛けが素晴らしい…！ 古民家再生に特化した 匠の技が光ります。

改装前はキッチンだったという こちらの主寝室でも 渋い建具たちが活躍しています。

天井には、趣味の時間を堪能できそうな プロジェクターやスクリーンも 設置されているんですって。

おこもり感がある造作のデスクは 読書や勉強も捗りそうですね。

御施主さんがご両親から引き継いだという 思い入れのあるこのお家で 家族の明るい未来が これからも続いていくのでしょうね。

このリノベーションを手掛けた 株式会社リノベさんの ルームツアー動画では、 この古民家のリノベポイントが 動画で見ることもできますよ。

また、古いものに価値を見出して、 現代の暮らしに合わせた古民家再生を 大切にしている株式会社リノベさんは、 今回取り上げた物件のほかにも さまざまなリノベーションを手掛けていて、 見学会を開催しています。 匠の技を実際に見てみたい方は ぜひ参加してみては。

『VintageHouse』完成販売見学会

【日時】 11月26日（土）、27日（日） 各日ともに 10:00〜16:00 ※予約不要 イベント詳細はこちらからどうぞ