海外のアパルトマンのような大きな窓。 こんなお部屋でのひとり暮らしに ずーっと憧れているんです。

これは見事な三角形！ 角地に立つビルで、 以前は事務所だったそうです。 もともと住居用ではなかった部屋の 水まわりや収納をイチから施工し、 こだわりがつまったお部屋に すっかり生まれ変わりました。

12.9帖のリビングは ダイニングセットと ソファーも置けそうな広さ。 大きい窓はビル建築ならではのつくりで 街路樹が絶妙な借景になっています。 そして、素足に気持ちよさそうな無垢の床。 バーチ材という明るい色の木材で お部屋の印象がぐんと さわやかになっている。

チェッカーガラスが使われた アンティーク感のある扉がしゃれています。 シンプルな内装にオフホワイトの壁って あたたかみがあってホッとする。

お部屋のすみっこには ビル建築ならではの柱がありました。 この柱に思い出の写真を飾って ギャラリーコーナーにしたり、 観葉植物を並べて 癒しのコーナーにしたり… アイデアがいっぱい浮かんでくる。

シックな色のアクセント壁は センスの良さが光ります。 この奥にはキッチンが。

元事務所だし狭いかな…？ と なんとなく思っていたのですが いやいやどうして。 充分な広さのワークトップに グリル付きの3くちコンロ。 上下の収納棚も充実している。

キッチン奥のすみっこに かわいいスペースがありました。 給湯器の点検や交換などに 使用する場所だそうです。 モップなどすぐ動かせる 掃除道具くらいなら置けるかな。

オープンタイプで 行き来しやすいキッチンですが リビングから見えない位置にあり 生活感が隠せます。 おしゃれ度が高い暮らし、 ますます、憧れちゃうなあ…。

写真中央に見える出入り口は 寝室につながります。

6.1帖の寝室も 無垢材のフローリングで

またもや、一面の窓！ この明るさは、いやおうなしに 寝起きが良くなりそう。

天井に室内干し用のフックがありました。 お洗濯ものは、どうぞこちらで。

そして、乾いた服をさっと片付けられる クローゼットがすぐ隣にありますよ。 この動線、めんどくさがり屋の私には 喉から手が出るほど欲しい仕様…。

クローゼットの床も無垢材で なかなかの広さ。 上部に棚もあって、収納力も高い。

たとえ収まりきらないものが あったとしても、ご安心を。 まだ収納家具を置けそうな スペースがありました。 エアコン付きなのもうれしいですね。

サニタリーは玄関の手前に まとめられています。

洗面台は大工さんの手作りなんだとか。 シンプルなオープンタイプで スッキリかつキュートです。 キッチンと同色のアクセント壁に なっているのも、すこぶるいい。

洗濯機置き場の上にも、 作りつけの棚がありますよ。

バスルームも新しく。 うれしいワイドタイプの浴槽で、 床のグレーがクールです。 大きい鏡があるのも、ポイント高い。

トイレは温水洗浄便座を 新設したそうです。 トイレに窓、うれしいですよね…！ 構造上のくぼみを生かして 小さい棚や観葉植物を 置いてもよさそうです。

玄関には木の可動棚と 姿見が備え付けられていて

靴箱もひとり分なら問題なさそう。

玄関のドアを開けると…、 おお、なんとビルビルしい階段…！ 雑居ビル内住居好きのワタクシとしては たまらなく萌えております。 4階建ての3階部分にあり、 ワンフロアにつきひと部屋なので プライベート感も抜群。

そして、驚くことにビルの1階は 駅の入口になっているんです！ 神戸高速鉄道東西線の 高速長田駅がすぐ真下、 市営地下鉄山手線の長田駅にも 直結しています。 駅前には区役所やスーパー、 レトロな味わいの飲食店があるそうで、 きっと生活にも便利。

海外のアパルトマンのようなお部屋で 気軽なひとり暮らし。 憧れてやみません…！

文・葱山紫蘇子 劇団維新派→色々→介護業を経験。漫画と建物と書き出し小説が好きな4人の子を持つ大阪のシングルマザー。 @sisokoex