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惹かれずにはいられない京町家の尊いポテンシャル|京都市北区 売買 76㎡

いぶし銀のような輝きを持つ 築95年の京町家が 新しいあるじを待っているんですって。

元々は西陣織の職人が 暮らしていたという一軒家。 間取り図を見ると 玄関から台所と奥の部屋まで 土間になっていて、庭まで 通り抜けられるようになっています。
これは京町家でよく見られる 通り庭というつくり。 ウナギの寝床と呼ばれるように 間口が狭く奥行きが長い京町家の 風と光の通り道の役割を果たします。
台所の上にある吹き抜けは火袋と呼ばれ かまどから出た煙を高窓へ送り 外に逃がしていた役割をしていたそう。 便利なものがない時代、 自然の力を取り入れて 快適に暮らす知恵と工夫には 見聞きするたびに、頭が下がる。
本来の役目を終えつつある通り庭と火袋は アイデア次第でいかようにも 美しく生まれ変わってくれそうな 可能性を秘めている。
例えば玄関までのこのスペース。 新築では出せない味わいのある壁と柱は 手入れをほどこし飾り棚をあつらえれば 世界にひとつだけの、 とっておきの場所になってくれるはず。
織機を置くために、 床が掘り下げられているのも この物件の特徴。
高い天井を活用すれば 開放感のあるリビングに 大変身してくれそうです。
窓の向こうは2.5坪の広さがある庭。 南側にあり、日当たり抜群。
開口部が大きいので アウトドアリビング的な 使い方ができないかと夢想してしまう。
ここは物入れだったようですね。 はしごがかかっているということは 上部にも物を載せていたのかな。 高床になっていて、 秘密基地感がある雰囲気に なんだかワクワクする。
通りに面したミセノマと呼ばれる部屋には 風情のある格子窓。 和の雰囲気を盛り上げて ここが京都であることを強く感じさせる。
外の気配を感じさせつつ プライベートを守る乳白色のすりガラスは 不思議な色気を感じます。
ああ、この建具も、かっこいいなあ。 使い込まれ、閑寂枯淡のおもむきがある。
格子のある室内窓、 これも明かり採りの知恵かしら。 工夫に倣い、元の素材を活かしながら 間取りを組み替えれば 粋を尽くした空間になるはず。
ミセノマにある階段前は 意外とスペースがあり、 改築の際に役立ちそうなゆとりを感じます。
2階の部屋はふたつ合わせると 10.5帖の広さ。
時代を越えた飴色の柱に床の間。
侘び寂びのあるたたずまいは 静謐な絵画のよう。
南北に窓があるのも嬉しい。 天井を支える立派な梁は 頼もしく力強さを感じさせる。
押入れの建具も渋いこと…。 おや、天井付近に空間がある。 これは、ロフトに使えるかもしれない?
と、空想夢想をかき立てる京町家。 ちょこんとした外観も 大変かわいらしくていじらしい。

金閣寺から徒歩10分、 町家が軒を連ねる美しい街並みにあり 大型スーパーや病院、商店街もほど近く、 便利さと休日の楽しみが 大いに満たされる立地です。

コンパクトな大きさは ひとり暮らしやふたり暮らしに ちょうどよさそう。 リノベ素材として こういうお家を探している方、 結構おられるのでは。
改修や水まわりの増築は 必要不可欠ですが 建築当初の素材や 使い込まれた建具が多く残り、 大事に丁寧に住まわれたあとが見られる。 その尊いポテンシャルに 惹かれずにはいられない 魅力的な京町家です。

文・葱山紫蘇子 劇団維新派→色々→介護業を経験。漫画と建物と書き出し小説が好きな4人の子を持つ大阪のシングルマザー。 @sisokoex

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