忘れな草の花のような やさしいブルーのアクセントクロスが かわいらしくて癒される、 忘れられない印象のお部屋なんです。

ひとり暮らしに充分な広さの 14帖のワンルーム。 きれいな長方形なのに トイレがポコっと出てるのが ユニークで愛らしい。 お部屋の中は、さらに ほっこりとして愛しげですよ。

玄関が奥まっていて、扉を開けても お部屋が丸見えにならない作りです。 下駄箱と姿見が備え付けられているのも うれしいですね。 白いタイルの三和土も ブルーの壁とあいまってさわやかです。

壁にはこんなにかわいいフックも。 見映えする折りたたみ傘を かけたくなっちゃうな。

お部屋は真ん中に段差があり ダイニングとベッドルームが ゆるやかにゾーニングされています。

家具のようにお部屋になじむキッチンは 2くちIHコンロ。 スポットライトの照明やタオルバーも 洗練されていて素敵です。

天井にはライティングレール。 そうそう、こんな風にクニッと 軸を曲げたりして。 自由な明かりづくりが楽しめますね。

突き当りには大きな窓。 日中は照明いらずです。 この明るさなら、朝の弱いワタクシでも 目覚めがよくなるに違いない。

柱の凸凹がある壁は ニッチのように使いたい。 雑貨やグリーンを飾れば センスが光るコーナーになりそうです。

床は素足に気持ちが良さそうな 無垢のバーチ材。 寒い時期でもたまには、 裸足で気持ち良さを確かめたいな。

クローゼットは壁と一体化していて お部屋がすっきりと片付きます。

大きい窓はやっぱり気分が上がりますね。 ワンルームとは思えない開放感。 窓側にソファを置いて 休みの日にはひなたぼっこと ハーブティーを楽しみたいなあ。

窓の外はこのようなバルコニー。 レトロ感のある水色が 内装のブルーのクロスと おそろいのような印象でかわいらしい。 ちょっぴり狭くはありますが…

目線を上げるとこの景色！ 5階建ての最上階、ビルが立ち並ぶ中で この抜けた見晴らしはなかなか貴重ですよ。

再び部屋に戻って。 このお部屋のシンボルともいえる 忘れな草色の壁の向こうには 一体なにがあるかというと…

脱衣所と浴室です。 コンパクトな独立洗面台に

浴室はシングルレバーで使いやすく。 大きな鏡もついています。

玄関横にあるトイレは なんと便座が木製でした。 意外な所のナチュラル素材に 思わずほっこり。

あ、外装はこんなのなんだ！ 大阪の街を歩くと、こういう雑居ビル、 よくありますよね。 このマンションも、もともとは ビルだったのをマンションにコンバート。 東梅田から徒歩7分の兎我野町。 各線梅田駅も徒歩圏内で 百貨店やファッションビル、 映画館などのすぐ近く。 便利が良いのは言わずもがな。

エレベーターがない5階部分ですが 毎日、お部屋から出るだけで 足腰が鍛えられるのは けっこう、ありがたいかも…。

いかにもビルの一室らしい グリーンの無機質な玄関扉。 この扉の向こうに

こんなやさしげな忘れな草色の お部屋があるなんて…。 街行く人は誰も 想像がつかないでしょうね。

文・葱山紫蘇子 劇団維新派→色々→介護業を経験。漫画と建物と書き出し小説が好きな4人の子を持つ大阪のシングルマザー。 @sisokoex