都心に残る、戦前アパート『和朗フラット』|東京都港区 賃貸 41㎡
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
戦火を超え今に残る、 築87年のヴィンテージアパート 『和朗フラット』に空室が出ましたよ! 東京の港区麻布台にありながら 昭和初期の趣を残し この路地裏だけ タイムスリップしたかのような 感覚に陥ります。
物件ファンにも度々登場している、 建築好きにはお馴染みの大人気アパート。 漆喰の壁に、 丸窓のついた黒い木製ドア! 幾何学的な枠のアーチ窓!
生い茂る植栽も相まって、
なんて、なんて見目麗しい
モダンな佇まい!
窓際にはなんとマントルピースも! アーチの窓際はカウンターに なっているみたい。
渋い珈琲を淹れて 戦前生まれ、御年87歳の アーチカウンターで一息つきたい。 収納家具やベッドは備え付けなので 揃えるとしたらテーブルや椅子。
部屋の貫禄に合うような ヴィンテージ家具をお迎えしたいところ。 畳ベッドというのも珍しいですね。 ほんのり灯るような 懐かしい照明デザインにもまた、 ぎゅっと心を掴まれる。
ここに住むならパジャマを 浴衣にしちゃうかも。 アーチ窓を目の前にした 三面光のキッチン。
おお、IHコンロだ!
すっきりして掃除も
しやすいことでしょう。
ヴィンテージ物件ながら
洗濯機置き場が室内に
設置されているのにも驚きです。
ペーパーホルダーまで茶色で統一されていて 丁寧に改修してきた気配りが伺えます。 トイレとお風呂の間には段差があり、 お風呂のお湯が トイレ側まで来る心配はなさそう。
3点同じ場所と言えど 広さが確保されていてゆとりがあります。 ヴィンテージに住むって 不便な点もあるのでは…と思いましたが、 現代っ子が過ごしやすいように 必要な部分には改修が施されています。 建設当初から憧れの的であっただろう物件が こうして今も人気物件として残っている。
しかも東京の都心で、 戦火や震災、再開発の波を乗り越えて。 尊いことです。 建築主のこだわりから生まれる 建物の色気やユーモアというものは、 時が何十年経とうと色褪せず 人の心を掴むのだな。
そういう建物を 愛で、残し、作る心持ちでありたいな、 と改めて背筋が伸びる出逢いでした。
いやはや、それにしても住んでみたい...!
文・戸田江美
1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e
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