ゆったりとした15帖のリビング。 ステンレスの大きなキッチンと 向かい合わせに配置されたカウンターが このお部屋の主役です。

廊下がコンパクトで 63.04㎡が無駄なく使われています。 そして何より気になるのが 「土間 8.2帖」。 ねぇねぇどんな？と はやる気持ちを抑えて まずはリビングから見てみましょう。

こうしてみると ぱぁっと明るいイメージですが

実は壁の一面はモルタル仕上げ。 印象がガラリと変わり クールな雰囲気です。 お部屋の二面性をいかすような インテリア選びも楽しそう。

ステンレスキッチンは とことんシンプル。 自分仕様に作り上げていける 余白があると思うと やる気に燃えてきたりもして。

カウンターは お料理の作業台にも ワークスペースにもちょうどいい。 個人的には いっぱい具材を並べて オリジナルピザを作る ピザパーティーとかやりたいです。

ディスプレイ欲が高まる 可動棚もありますよ。 お部屋に入ってすぐ目に入るから レイアウトにはこだわりたい。

お隣の洋室も おそろいのモルタル壁。

大きなオープンクローゼットは カーテンで目隠しできます。 シアーカーテンの抜け感、 このお部屋と相性がぴったり。

さてさて、お待ちかねの土間は 玄関から直接アクセスできる あちらにいらっしゃいます。

どん！！ …予想以上のかっこよさじゃないですか？ 徹底的に無機質。 床壁天井モルタル仕上げに むき出しの配線。 こんな突き抜けた空間が 室内にあるなんて。

アウトドア好きなら 丸ごとギア部屋とか夢ですよね。 アトリエみたいな使い方もいいし とにかく何か 好きなことのために 贅沢に使いたい！ そんな気持ちにさせてくれるお部屋です。

フルリノベ済みということで 水まわりももちろんピカピカです。

団地で脱衣所があるの、 珍しいですよね。うれしい。

お風呂にも窓があるのは 大きな魅力。

そして実はこの団地、 外観がとてもかわいくて。 ブルーグレーとホワイトの ツートーンの外壁に やっぱりいいですよね、 ちょっぴりレトロなフォントの ナンバリング。 団地によってフォントが違うので いつも注目してしまうんです。

ナチュラルと無機質が ちょうどよく混じりあっていて ひと部屋まるまる土間という 思い切った空間の使い方がされていて。 やっぱり団地リノベは楽しい！と 改めて思わせてくれるお部屋なのでした。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk