美しい飴色と、無骨さをまとう 白色の組み合わせが美しい。 コンクリート打ちっぱなしの壁に 木屑が固められた天井。 そして壁を走る剥き出しの配管。

いずれも真っ白に塗られているため ワイルドすぎず主張しすぎず ほどよく空間に馴染んでいます。

広さは42.60㎡。 出入りの少ない事務所であれば 相談可能の物件なので 住居兼仕事場にするのも良いですね。 玄関の外にはストレージがあるそうですよ。

棚板つきの小窓がうれしい 2くちコンロのキッチン。

キッチンや柱に 床材よりワントーンほど 深いブラウンを使うことで お部屋に立体感が生まれています。

2つの掃き出し窓から たっぷり光が入るリビングの奥には ベッドルームにぴったりの 小上がり空間が広がっています。

こちらの床はさらりとマットなタイル調。 ワンルームでありながら 場所によって異なる雰囲気を 楽しむことができます。

奥の壁はオープンクローゼットになっていて 窓の隣には扉つきの収納もついています。

ベッドルームとリビングまで伸びている 広い土間もこのお部屋の特徴のひとつ。 寝室、土間、リビングの順に 高低差がついた床高もユニークですね。

清潔感のあるサニタリーまわりは モダンですっきりとした ホテルライクな雰囲気。

横長いバルコニーには ウッドデッキが敷かれているようです。

共有廊下は、ステンドグラスの窓や やわらかいイエローの玄関ドアが たまらないかわいさです。

恵比寿駅から徒歩10分、 恵比寿ガーデンプレイスにほど近い 路地裏に佇むレトロマンション。 この建物の中に、あの個性的な リノベルームがあるなんて…！ 外観と内装のギャップが面白いですね。

異素材たちが織りなす 絶妙なバランスが楽しいお部屋。 胸が高鳴る都会暮らしの拠点に ぴったりかもしれません。

文・山中みく 香川県在住のイラストレーター。海と山の近くに住んでいます。古着と映画と旅が好き。 ＠miku_yamanaka