おしゃれの基本は シルエットと質感、それから色味。

これはファッションだけではなく、 あらゆるものに通じると思っていて… 不動産物件にもあてはまるのでは？と常々。

でね、 この物件はまさに それら全てを満たしていると。

写真をちょっと見ただけで、 ほらもうおしゃれの空気が漂っている。

ということでまずは シルエットとも言うべき間取りを中心に 少し語っていきましょう。

この物件は間取りが少し特徴的で、 玄関を入って右半分をLDKに、 それ以外で残りの左半分を使う形。

占有面積が36㎡という条件下で、 この間取りを採用することにより 限られた空間内で 最大限の空間をひとつ作ることができ、 空間をやんわりと区切り、 いろいろと使い分ける事ができるわけです。

間取り図的にちょっと わかりづらいかもですが、 寝室とLDKの間はカーテンで遮る事ができて

カーテンをひかず 間取り図で描かれているように 広いワンルーム的にも使えるし、

カーテンをひいて二つの空間に区切って 1LDKとしても使えます。

この可変を カーテンひとつで完了できるのは とてもうれしい。

ほら、急な友人、知人の来訪時には さっとカーテンをひいて

寝室だけを隠してワイワイと。

それだけでなく、 玄関側をリビング的に使って

真ん中あたりをダイニング的に使って

奥側全体を広めの寝室的に利用してもいい。

空間同士の繋ぎ目が こういう形で曖昧だからこそ可能な よい意味でのゆるさがあるおかげ。

季節や気分、 家具の追加や居住人数の変化など さまざまな環境状況に合わせて お部屋の模様替えが楽しめる ユーティリティさがある間取りというわけです。

そんなユーティリティ性を上げるうえで もうひとつ実装されているよいアイデアが 壁面に用意されたベンチ。 この物件のために作られているのですが、 固定されてはおらず 移動可能で積み重ね可能。

なので…

これが

こう。

収納としても利用可能ということ。

なので… 空間全体の使い方としても これが

こう。

ベンチをどう使うかで 空間のボリュームを変えることが 可能というわけです。 飽きない間取りでおもしろいでしょう？

そして 飽きないと言えば、その色味。 陽の光、照明の変化によって これが

こうで、

これが

こう。

シルエットとしての 間取りのおしゃれさだけでなく、 落ち着いた色味が 陽の入り方で変わるこの感じ。 飽きがこないどころか、 時間の変化、季節の変化を ずっと楽しめそう。

あと、個人的に好きな要素のひとつに 長い壁面があること。

そもそもこのユーティリティ性や 曖昧な空間のクロスオーバーは 長い部屋があればこそなんですが、 窓や扉がないおかげでこそ 利点が最大限発揮される。

その副産物的に 長い壁面がひとつできあがるわけですが、 長い壁面があるのは本当に便利！

収納を置くにも、観葉植物を置くにも、 ポスターやらを飾ったり、 コレクションディスプレイにも 何かとうれしい。

重ねてになりますが、 この壁面の長さを生み出すのも この物件の特徴である、 左側にLDK以外を 全てを寄せたこの間取りのおかげ。

まとめられたトイレに洗面脱衣所

それにキッチンも左側にまとまっている。

そんな水まわりには 使い勝手と適度なコンパクトさと、 デザインの良さと清潔感、統一感がある。

そんな水まわりの中で とくに私のお気に入りはこのキッチン。

洗い勝手もよさそうな、 大きすぎず小さすぎず、 かさばりすぎず、の絶妙なサイズ感と、 壁から生えているようなこのデザイン。

この物件の大きな特徴のひとつである 全面土間敷の利点を活かして、 床下の清掃も容易にすると同時に 通常、多くのキッチンが持つ 独特の圧迫感を生まないように よく考えられているだろうデザイン。

素晴らしい。 素晴らしいよー！

この素敵かわいい物件が入るのが これまた素敵かわいいマンション。

エントランスもかわいければ

エレベーターホールも最高。

一人二人で暮らすなら このサイズ感で十分だろうし、 このお値段なら無理はない金額だしと まさにいいところずくめ。

ちょっとこれ 現実的に考えたい人多いだろうし、 争奪戦になりかねないので、 こっそり内見希望を入れることを おすすめします。

よい出会いになりますように。