リビングにロフト。 これだけで、部屋中に 遊び心のエッセンスがゆき渡る気がします。

ツヤッツヤの床に グレーのアクセントクロスが よくお似合い。 マンションの一室に階段があると ぐっと奥行きも生まれますね。

アイアン調の柵で ロマンチックな雰囲気も。

リビングをこのアングルで見渡せるロフトは もうこの部屋の主役でしょ！ と確信してしまうのですが…

実はこれだけじゃないんです。 広々としたリビングが自慢の このお部屋には 個性派の主演がもうひとり（？）。 間取り図でお気付きの方も いらっしゃるかもしれません。

そう、玄関を開けた瞬間に 小上がりの和室が現れるのです！ ちょっとこれは 意外すぎやしませんか？

もうね、玄関に食い込み気味の和室ですよ。 急な来客に 「じゃあちょっとここに上がっていただいて…」 とか言ってみたい！ 床下は収納になっているし さりげなく建具も素敵…。

玄関自体も広くてですね 横に伸びていて 奥には棚もありまして。 このエリアだけで 住みたい欲がむくむくと 湧き上がってきます。

室内はシンプルでありながら 収納が豊富なのが魅力的。 こちらは玄関を入ってすぐ左の洋室で

正面の扉を開けると ロフト下へつながる ウォークスルークローゼットがあります。

ロフト下には棚がある上に 室内窓まで！ それに建具のヨーロピアンなデザイン、 とってもかわいい。

わ、リビングボードまで備え付け。 収納家具は不要ですね。 壁には飾り棚もついていて 実用性だけじゃないのが これまたうれしいなぁ。

キッチンのブルーは リビングをきゅっと引き締めてくれる 絶妙な色。

水回りもいいですよ。 北欧風のクロスは

トイレと色違い。

バスルームの壁もお花柄なんです。 色・柄豊富なのに どれも主張が強すぎず 調和していて どの空間でもちゃんと安らげそう。

見どころ多めのこのお部屋、 建物の共用部もいい感じなのです。 ベージュのモザイクタイルの壁に テラコッタタイルの床。 優しいカラーリングに癒されるし 宅配ボックスもあるではないですか。 これ、すごく大事。

最寄駅からは徒歩19分と 少し距離がありますが このお部屋に帰るのならば きっと足取りは軽いはず。 たぶん自転車のペダルも軽いはず。

玄関入れば和室だし リビングに行けばロフトだもん。 少しの不便も気にならないくらい 魅力的なダブル主演を要する マンションの一室なのでした。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk